2022年10月14日号2面 実像 決済インフラ大変革(下)全銀システム開放、利便高め進化

資金移動業8社が本格検討
全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が運営する全国銀行データ通信システム(全銀システム)は10月7日、参加資格を資金移動業者に拡大した。希望する資金移動業者の接続が実現すれば、金融機関との相互送金などが可能になる。1973年の稼働から約半世紀が経つ全銀システム。安全性・安定性を堅持しつつ、顧客利便性の高い次世代決済サービスの創出へ、新たなスタートラインに立つ。
■契機は公取委の指摘
全銀システムは、国内のほぼ全ての預金取扱金融機関(2022年7月末時点で1149機関)が接続する決済インフラだ。18年に…
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