2022年12月2日号2面 実像 CBDCが描く決済の未来(上)「発行」段階、世界が視野

中央銀行デジタル通貨(CBDC)導入に向けた取り組みが世界的に活発化している。電子商取引(EC)が普及するなか、対価の支払い手段として汎用(はんよう)性があり利用コストのかからない「お金」のデジタル化ニーズは強まる。先進国中銀の多くは、調査研究から実証実験フェーズに進み、金融包摂や経済安全保障の観点から導入動機のより高い新興国では、すでに運用・浸透するケースも。ブロックチェーンなど最先端技術の発展も相まって歩みを速めるCBDCの動向に迫る。
■中銀の6割「実証実験」
誰でも、いつでも、どこでも、安心して使える―――。世の中に広く流通する現金が持つべき“特性”だ。新興国を含め…
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