2024年1月1日号3面 特集 2024年景気見通し 成長の源泉 「物価に負けない賃金」
コロナ禍からの正常化が進む日本経済。2024年は、歴史的高水準での妥結となった23年春闘を起点とした「物価に負けない賃金上昇」の実現が成長の源泉となる。デジタル化など環境変化に即した設備投資も需要を押し上げよう。一方、大幅利上げを断行してきた米欧や、不動産市況が低迷する中国など海外リスクは強まる。内需けん引型での「賃金と物価の好循環」に向けて正念場に差し掛かる。(多田弘樹)
■続く「内需」主導型経済
23年5月、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行。人流が回復し、…
【写真】経済正常化が進み観光地はにぎわいを取り戻した(2023年11月18日、京都・清水寺の参道)
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