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ニッキン抄 2020.9.11

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 ビジネス誌上で、ある政治家に読者が悩みを相談する。「部下が不仲で、上司としてどうすべきか」。答えは「時には嫌われる勇気を。リーダーが『いい人』では物事が進まない」。人生相談の指南者は菅義偉官房長官だ▼見開き2ページに及ぶ回答には名著「君主論」の文言も引用。「愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である」。志のある目的遂行には、手段を選ばないマキャベリの思想を“日本の次期リーダー候補”も範としているようだ▼反発を承知のうえでの発言だろう。「地方の銀行は将来的には数が多すぎる」「再編も一つの選択肢」。自民党総裁選の出馬会見で言及した。地方創生が目的とはいえ、金融界には“恐るべき為政者”に映ろう。発言を受け、地域銀行株が上昇するなど波紋は広がっている▼君主論では権力を得るために非情な手段を使うのは許される。が、こうも説く。それを使い続けると栄光を得られない、と。菅流リーダーシップの行方やいかに。2020.9.11


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