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ニッキン抄 2021.1.22

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 日本初の電力会社・東京電灯が開業後、初めて白熱灯を点灯させたのは鹿鳴館の夜会だった。1887年の今日1月22日のことである▼130余年が経過し、災害時を除けば、安定していると思われた電力供給が昨年末から怪しくなった。暖房需要の増加に、火力発電用液化天然ガスの在庫不足、悪天候による太陽光発電出力の低下などが重なり、電力各社で融通し合う綱渡りに陥った▼電気も、脱炭素化の流れもストップすれば、暗闇が待っている。安定供給と深刻さを増す地球温暖化対策の両立へ、多様な再生可能エネルギー電源の開発や、蓄電技術の向上が急がれる▼東京電灯の発起人には矢島作郎、原六郎ら明治の著名銀行家が名を連ねた。その設立願いには「これを製造するに巨大の資本と夥多(かた)の労力とを費やさざるを得ず」と記された箇所がある。現代のエネルギー転換も巨費を要する。出番を示す明かりが、煌煌(こうこう)と金融を照らす。2021.1.22


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