3月16日号 ニッキン抄 di20180316s LINEで送る Tweet 京都で200年以上続くお茶の老舗・福寿園には「つもり十訓」という家訓がある。「低いつもりで高いのが腰」や「高いつもりで低いのが見識」など、無意識のうちにやっていそうでハッとさせられる文言が並ぶ▼油断を戒める話に徒然草の「高名の木登り」がある。下から人を指図する高名な木登りは、高い所にいる間は注意せず、飛び降りてもケガしそうもない高さまで降りてきて「心して降りよ」と声をかける。危険な場所では誰しも慎重に動くからだ▼慣れや慢心が危ないのは金融機関の仕事も同じ。いつも問題ないからと、手順を一つ省いたりすれば重大なミスにつながりかねない。場合によっては信用を失う▼こちらはバレないと高をくくっていたか。決裁文書の書き換えが明らかになった国有地売却騒動である。霞が関や永田町の面々は、福寿園の十訓にある「飾るつもりではげるのが嘘(うそ)」「隠すつもりで顕(あらわ)れるのが悪事」をご存じなかったとみえる。2018.3.16 続きはニッキンONLINEで! ニッキンのお申し込み ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。 申込用紙をFAX(03-3237-8124)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。 Webで申し込む お申し込み用紙(PDF) 本社・支社局のFAX番号 LINEで送る Tweet 関連記事 ニッキン抄 2025.5.2 ニッキン抄 di20250502s ニッキン抄 2025.4.25 ニッキン抄 di20250425s ニッキン抄 2025.4.18 ニッキン抄 di20250418s ニッキン抄 2025.4.11 ニッキン抄 di20250411s ニッキン抄 2025.4.4 ニッキン抄 di20250404s ニッキン抄 2025.3.28 ニッキン抄 di20250328s