3月2日号
「一人カラオケ」や「一人キャンプ」などを楽しむ人が増えている。大手シンクタンクの調査によると「他人とつながる煩わしさを感じる」のは30代が最も多いという。スマートフォンの普及で、一人で過ごす時間を大切にする傾向が一段と強くなったようだ▼「最近、飲みに行くことが減り、部下とコミュニケーションがとりづらい」という支店長の声をよく聞く。「お酒を飲まない」「車を持たない」など、若者の価値観の変化に戸惑う様子が伺える▼ある地域銀行では、支店長が30歳以下の独身者の親に毎年手紙を送っている。普段の仕事の様子などを伝え「安心してもらう」のが目的とか。「職場で孤立していないか」などと親の心配はいつの世もなくならない▼3月に入り就職活動が始まり、4月には新入社員を迎える。さまざまな世代が仲間として同じ職場で働いている。お互いの気配りは必要だ。「今時の若者は」など、無粋なことは言わないでおこう。2018.3.2
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