2018年10月26日号3面 国内銀行、不動産融資が過去最高、商業用伸び77兆円
予兆管理の徹底 急務
国内銀行の不動産業向け貸出残高が増え続けている。日本銀行によれば2018年6月末の残高は約77兆円と、バブル崩壊後のピークを上回る過去最高の水準。足元の新規貸出額は前年同期比マイナスで推移しており、増加には一服感があるものの、オフィスなど商業不動産向けは引き続き増えるとの見方もある。各種指標のモニタリングによって先々の不動産市況の変化を捉える予兆管理の徹底が急がれる。
13年に始まった日銀の金融緩和政策を背景に、…
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