2019年2月15日号3面 大手金融機関 英国のEU離脱で、トレーディング所要資本増
市場リスク集約も検討
証券会社やメガバンクグループなどの大手金融機関が、トレーディング勘定に関する所要自己資本の増大を懸念している。英国の欧州連合(EU)離脱問題を受けて、市場リスクを扱う拠点が増えるのが理由の一つ。1月に最終文書が公表された「トレーディング勘定の抜本的見直し」をはじめ、金融危機後に設けられた各種規制の強化も背景にある。影響緩和に向けて、グループ内取引を通じて市場リスクを日本に集約することも検討している。
トレーディング勘定のリスク算定は通常、…
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