2023年11月3日号8面 生保10社の運用計画、下期に国内債積み増し、YCC柔軟化の影響で

国内生命保険会社の2023年度下期資産運用計画は、上期に続き国内債への投資が進む。主要10社のうち7社が積み増す方針。日本銀行が7月にイールドカーブ・コントロール(YCC)を柔軟化し、国債などの金利水準が魅力的になったため。内外金利差から明治安田生命保険と住友生命保険が米国を中心としたオープン外債を積み増すなどのトレンドも出てきた。一方、為替ヘッジ付き外国債券を増やすところはゼロ。ヘッジコストは5%と上昇・高止まりが続くため。富国生命保険はヘッジ付き外債を全額売却した。
主要10社に23年度下期の運用計画を聞いた。長期の保険契約を抱える生保各社では、…
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