2024年5月10日号1面 地域金融機関、膨らむ普通預金が重荷に、利上げ追随で“即”打撃
金融機関で異次元金融緩和下に積み上がった普通預金の利払い負担が重荷となりそうだ。国内銀行の同残高は2024年2月末で過去最高の620兆円を超え、預金全体の6割に達する。収益力の低い地域金融機関では、日本銀行が示唆する段階的な利上げ局面で“大手行追随”の金利改定スタンスを維持した場合、「量」「割合」の両面で本業利益に打撃を与える可能性がある。
国内銀の預金残高は足元で976兆円と、異次元緩和開始前(13年3月末)から340兆円以上増え…
ニッキンのお申し込み
ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。
申込用紙をFAX(03-3262-2838)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。