2025年11月14日号3面 金融機関、金利上昇で利益“明暗”、収益構造の違い影響

金利上昇局面に入り金融機関の増益ペースに業態間格差が生じている。国内金利上昇の恩恵を受けやすい大手行や、非金利収入の増加などが目立つ地域銀行では、当期純利益の上昇ペースが加速している。一方、円建て債券の含み損処理が利益を押し下げている協同組織金融機関は横ばいが続く。「金利ある世界」で広がる収益力の違いは、人材確保など組織運営にも影響を及ぼす恐れがある。
「金利ある世界」の定着で、金融機関の利益水準は上方シフト。日本銀行の調査・分析によると、3メガバンクなど大手金融グループの当期純利益は2024年度に約4兆5千億円となり…
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