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2025年1月1日号5面 特集 迫る量子計算機の“脅威”、根底覆る暗号技術

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富士通は2024年8月、大阪大学量子情報・量子生命研究センターと量子コン実用化に近づく新技術を発表。日進月歩、性能強化が進む(2024年8月28日、川崎市)

 現在のコンピューターが行う演算処理の速度を飛躍的に上回るとする「量子コンピューター」の実用化が、着実に近づいている。金融界では、リスク評価や市場予測などを効率的に素早く算出できると注目してきた。一方、先端技術にありがちな悪用されるリスクもある。そこで議論が熱を帯び始めているのが、「耐量子計算機暗号(PQC)」への対応だ。悪用リスクへの備えとして、今するべきことをひも解く。

 ■「今収集し、後で解読」
 量子コンは、物質を構成する「量子」の特性を利用して従来型(古典)コンピューターよりも効率的に計算処理できると言われている。例えば「量子重ね合わせ」は…

 【写真】富士通は2024年8月、大阪大学量子情報・量子生命研究センターと量子コン実用化に近づく新技術を発表。日進月歩、性能強化が進む(2024年8月28日、川崎市)


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