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ニッキン抄 2026.6.12

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 昭和の大横綱・大鵬の連勝記録が45で止まった1969年3月場所の一番は、相手の足が先に土俵を出たとされ、「世紀の誤審」と騒がれた。相撲協会は翌5月場所で、ビデオ判定を導入する▼開幕したサッカー・ワールドカップ北中米大会。映像判定のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は2018年のロシア大会から採用された。プレーの精緻化が進む中、複数の視点で誤審を減らす流れは必然。22年カタール大会では三笘薫選手による「三笘の1ミリ」のようなドラマも生まれた▼地政学リスクの高まりで日本銀行の金融政策運営も判断の難度が増す。ビデオ判定で修正、とはいかないが、データ分析や市場との対話といった複眼的視点で判断の精度を高めることはできよう▼「誤審」に一切抗議しなかった大鵬関は横綱の模範として名を上げたといわれる。とはいえ、スポーツも金融政策も判断の誤りはないほうが良いのは言うまでもない。2026.6.12


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