2026年11月6日号10面 特集 大手行のアプリ、重み増すUI・UX改善 「一等地店舗」に匹敵

金利上昇局面で粘着性の高い個人預金の重要性が高まる中、大手行は、個人向けスマートフォンアプリのUI(顧客接点)/UX(顧客体験)改善に注力している。個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」を他行に先行して始めた三井住友銀行は、PayPayとの連携など機能が他行よりも多く、複雑になりつつあることからアプリにサービスの検索機能を追加するなど、わかりやすさを意識した改善を図る方針。三菱UFJ銀行やみずほ銀行は、アプリ内のキャンペーン通知の内容やデザインを利用者にストレスを与えないよう最適化するなどの取り組みを進める。アプリ開発にも携わったことがある大手行首脳は、かつて店舗の立地が顧客獲得を左右していたことに例え、「アプリの利用率を向上させる優れたUI/UXは、昔でいうと支店を駅前の一等地に開設するようなものだ」と話す。その上でアプリのUI/UX改善は「死活的に重要だ」と断言する。
■三井住友銀行、機能拡充と操作性を両立
2023年から総合金融サービスとして銀行、クレジットカード、証券をワンストップで利用できるOliveを始めた三井住友銀行は…
【写真】OliveのUI/UX改善について議論する担当者(三井住友銀行本店)
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