2021年4月23日号1面 金融界、重要情報シートに苦慮、投資商品を比較提案
生保協、ガイドライン策定
投資信託や生命保険など預かり資産の提案時に、顧客への提示を新たに求める「重要情報シート」の導入を巡り、金融界が対応に苦慮している。まだ、個別運用会社の体制が整っておらず、「システムを含めた準備や行員への周知に時間を要する」(首都圏地域銀行)ためだ。おおむね2021年秋ごろからのシート活用を目指しているが、金融庁は「銀行の規模や商品の品ぞろえによって、対応のスピードに差が出る」(市場課)と危惧する。
重要情報シートは、20年8月に金融審議会市場ワーキング・グループが活用を提案した。ジャンルの異なる商品間の比較情報や…
【写真】金融審議会市場ワーキング・グループ報告書
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