2019年5月31日号20面 福井銀行文京支店、経営課題解決に注力、ミドルリスク層の改善支援

事業性利回り0.04%アップ
【金沢】福井銀行文京支店(中広学支店長=行員13人うち女性10人。パート2人)は、事業性評価を通じて取引先の経営課題解決に注力している。特に、中・小口先のミドルリスク層の取引拡大で成果をあげており、2018年度は事業性融資の利息収入が前年比2.47倍に増加した。事業性融資の貸出金利回りも0.04ポイント上昇し、マイナス金利政策下での金利低下基調に歯止めをかけた。
中広学支店長はバブル経済崩壊直後の92年に入行。「当時はつぶれる企業も多く、(債権者らから)催促を受ける社長の孤独な姿をみてきた」。その原風景が、ミドルリスク先の経営改善に尽力する原動力となっている。
倒産確率が減った今も……
【写真】店内で法人営業担当者2人とミドルリスク先の取引方針策定ミーティングを行う中広学支店長(右、5月16日)
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