2024年8月9日号8面 特集 首都圏信金の現状と課題、本部建て替え・移転戦略
変化に応じて最適解を探る
首都圏信用金庫では、老朽化した本部の建て替えや移転の実施・計画・検討が進んでいる。多くの信金が本部の建設から50年程度が経過して環境や職員・顧客の価値観が変化。長期的な費用対効果も見据え、建て替えか補強かの選択に悩む先もみられる。点在した本部の再配置、本部内のレイアウト変更、移転先確保など検討すべき事項は多く、先行信金への視察も相次ぐ。首都圏40信金の現状と課題、今後を追った。
■倒壊リスクに備え
本部の建て替え・移転の最大の理由は耐震基準。内閣府によると、今後30年以内にマグニチュード7クラスの首都直下地震が70%の確率で起きるとされる。建築基準法が定めた旧耐震基準(1981年以前)の建築では…
【写真】軽量タイプの耐震性天井への張り替えを進める(8月2日、城南信用金庫営業部本店)
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