「ニッキンONLINE」創刊!
 
HOME > 「ニッキン」最新号から > ニッキン抄 > ニッキン抄 2022.11.25

ニッキン抄 2022.11.25

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 冬のボーナスが近い。平均支給額の民間予測は前年比1~2%台の増加ながら、舶来物も国産も値上げ続きゆえ使い道は慎重に選びたい▼賞与は年2回が相場だが、こちらは各国一度きりしか訪れないと言われる。生産年齢人口(15~64歳)が他の年代の2倍以上を占める状態となる人口ボーナスだ。経済成長の好条件となるが、終了後の反動も大きい。年金・医療費など社会保障費が増え、少子高齢化が進む。約30年前にボーナス期を終えた日本では頻出のキーワードだ▼世界の人口は80億人を超えた。ただ出生率の低下は世界的な流れ。国連の推計では64年後の104億人をピークに人口爆発が終わる▼世界で流通するお金の量は人口をはるかに上回る勢いで増えてきた。貨幣価値が金と連動しなくなってからは無尽蔵となり、コロナ下の金融緩和で格段に膨らんだ。経済学の教科書では通貨供給量の拡大が物価上昇をもたらすとある。冬のボーナスの悩みは根が深そうだ。2022.11.25


ニッキンのお申し込み

ご購読のお申し込みは、インターネット・FAXで受付けしております。

申込用紙をFAX(03-3262-2838)またはお近くのニッキン支社・局までお送りください。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事