2024年5月10日号6面 特集 信金・信組、押し寄せる預金減少の波、人口減少・割れる戦略

信用金庫や信用組合に、預金減少の波が押し寄せている。信金業界の前年同月比の預金残高は全体として微増しているものの、個別では2024年2月末に全254信金のうち半分で減少した。信組業界も全体としては増加しているが、「特に地域信組では預金減少に対する問題意識は信金以上」(全国信用協同組合連合会幹部)という。全国で少子高齢化が加速するなか、法的な制約によって顧客基盤が限定される信金・信組は経営戦略の見直しを迫られている。
■定期性減少が足かせに
「定期性預金が、予想していなかった勢いで減っている」。東海地区の信金理事長は…
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