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2023年2月10日号2面 実像 “脱LIBOR”舞台裏 円滑移行も、代替「頑健性」課題

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グローバルに幅広い金融商品で利用されてきた「LIBOR」からの移行対応では、国内外の連携・調整力が発揮された(写真は英国の金融街・シティ)

 世界で最も広く利用されてきた金利指標「LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)」の“完全消滅”が迫っている。「円」や「英ポンド」など4通貨は2021年末にすでに公表を終え、代替金利指標への顧客交渉や契約変更といった移行対応は「極めて順調に達成できた」(日銀・金融庁)。一方、23年6月末に廃止予定の「米ドル」は、大手金融機関を中心に作業が大詰めを迎える。また、移行済みの契約でも“手”での利金計算による現場負担増やレート齟齬(そご)といった課題が残る。
 ■「当事者意識」を醸成
 金利は「6カ月円LIBOR+〇%」で――。貸出や有価証券、デリバティブなどあらゆる商品や取引の金利指標として長らく役割を果たしたLIBOR。参照規模は世界で2京円を超えていた。12年に発覚した…

【写真】グローバルに幅広い金融商品で利用されてきた「LIBOR」からの移行対応では、国内外の連携・調整力が発揮された(写真は英国の金融街・シティ)


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