2025年12月5日号1面 地銀、住宅ローン戦略が岐路、預金獲得へ再検討も

地方銀行の住宅ローン戦略が岐路に立っている。採算重視で推進から距離を置く地銀がある一方、中長期的な預金獲得に向けて積極的な推進姿勢への再転換を検討する動きも出てきた。インターネット専業銀行の預貸率が高止まりして金利競争の緩和が見込まれることや、バーゼル3の最終化に伴いリスクアセットが圧縮されることも影響している。
利回り低下を背景にボリュームを追わない推進活動を展開していた東日本地区の地銀トップは「個人預金の確保へ、住宅ローン戦略が重要な検討事項になってきた」と強調。2025年9月末の住宅ローン残高は前年を割ったが、足元の環境変化を踏まえ…
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