2025年12月12日号17面 北国銀行と日本公庫、「能登エビ」全国へ、大学発事業に融資

【金沢】石川県能登町で、国内でも珍しいバナメイエビの種苗(稚エビ)生産を事業化する試みが始まった。金沢大学の教授らが2月に設立したスタートアップは、地元の海洋深層水を使った陸上生産を軌道に乗せ、全国のエビ養殖業者への販売を目指す。北国銀行と日本政策金融公庫も「地域の新たな産業にしたい」との思いから資金面をサポートする。
事業化に取り組むのは、金沢大の鈴木信雄教授(理学博士)らが設立した「能登アクアファーム」。親エビからかえった稚エビを約3週間かけ、体長10ミリ程度になるまで屋内で成長させ、養殖業者に引き渡す。感染の恐れがある稚エビを…
【写真】県関係者の視察に対応する平良香織社長(左から2人目、10月31日、能登アクアファーム)
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