2019年4月19日号3面 金融界、紙幣刷新でコスト増懸念、ATM見直し加速も
対応時間は確保可能
金融界で、2024年度上期をめどに発行予定の新紙幣への対応でコスト増を懸念する声が出ている。現行紙幣とサイズは変わらないことから、ATMなどはソフトウエアの修正で対応可能と見る向きが多いが、詳細な仕様が明らかでないため。紙幣刷新が金融機関のATM戦略見直しを加速する可能性もある。
政府は4月9日、1万円、5千円、千円の紙幣(日本銀行券)の刷新を発表した。肖像画を変えるほか、高精細なすき入れ(すかし)や最先端技術を使ったホログラムなど新たな偽造防止対策を導入する。
金融機関では、…
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