2021年10月8日号1面 預保の料率検討会 金融界・負担減へ布石、準備金「積み増し不要」を主張
金融業界7団体は、9月21日と10月4日に開かれた「預金保険料率に関する検討会」で、2022年度から金融機関の預金保険料負担を大幅に軽減するための布石となるプレゼンテーションを展開した。預金保険機構には、金融機関の破たんに備えて責任準備金を積み増したい金融庁や日本銀行が後ろ盾として控えており、22年1月の報告書取りまとめに向けて官民の攻防は近く佳境を迎える。
6年前に定めた責任準備金の目標額は5兆円。21年度末に達成する。7月に議論を始めた検討会では…
【写真】全国銀行協会事務所のある東京・丸の内の新「銀行会館」
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