2023年7月28日号10面 特集 銀行員の平均年間給与、2.7％増の724万円、9割の63行が上昇
銀行員の給料が上昇している。2023年3月期の平均年間給与（平均給与）は前年同期比19万4000円（2.7％）増の724万円に上った。2年連続の増加で、業績回復に伴う賞与の増額や、急速な物価高から生活安定を守る「インフレ手当」、リスキリング（職業能力の再開発）手当の支給などが押し上げた。23年春の労使協議で多くの銀行がベースアップ（ベア）に踏み切っており、その動向が反映される24年3月期は大幅に上昇する見通しだ。本紙が大手行9行と地域銀行64行の有価証券報告書について集計した。
■中国銀行70万円アップ
73行のうち平均給与額が前年同期比で増加したのは、9割近い63行。伸び率トップは、10.7％（70万円）増の中国銀行。同行によると…
【写真】平均給与額が３年連続トップとなった三菱UFJ信託銀行（東京都千代田区）
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