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ニッキン抄 2019.3.1

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 代金を払おうとして拒まれたことがある。以前、出張したニューヨークでタクシーに乗った時だ。両替した新札のドル紙幣を運転手に渡そうとするも偽札と疑われ、受け取らない。結局、硬貨で支払った▼日本でそんな経験はまずない。優れた印刷技術で偽札はドルの600分の1と圧倒的に少ないためだ。「お札と切手の博物館」の特別展で特殊なインキや原版製作の技法、熟練した職人技など“偽造と戦った歴史”に触れられる▼その信頼の表れだろう。千円札の記号・番号の組み合わせ130億通りがすべて使い切られ、3月18日から印字が褐色から紺色に変更。再び同じ記番号で発行される。キャッシュレス時代と言われながら、お札の需要はまだ根強い▼流通紙幣は、家計がけん引し5年で2割増加。気になるのはタンス預金。わずかな利息なら現金を手元に置く家庭も増えていると聞く。「信頼」ならともかく、「超低金利」が脱現金化を遅らせては困る。2019.3.1


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