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ニッキン抄 2020.3.27

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 前回1964年の東京五輪時は、荒天なら開会式は中止と決められていたそうだ。無情にも前日10月9日15時過ぎから、東京は土砂ぶりの雨になり、開会式は無理との空気が流れた▼当時学生ながら、国旗の専門家として組織委員会で仕事をしていた吹浦忠正・世界の国旗・国歌研究協会理事長兼会長も中止を覚悟した。そして準備に費やした2年余りを思い、深夜まで仲間と、やけ酒を浴びたという(オリンピック101の謎、新潮文庫)▼2020東京五輪は1年程度の延期が固まった。今夏を目指し、練習を積んできた選手には酷な部分はあれども、世界情勢を見渡す限り、妥当な判断だろう。安全は疎かにはできない▼ただ、心配事も山ほどできた。五輪需要を当て込んだ投融資など狂いが生じる。金融機関を含め、ここからが踏ん張りどころになる。やけ酒を飲んでいる暇はない。56年前、天気が回復し、開会式が無事行われたように、歓喜の再来を願って。2020.3.27


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