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ニッキン抄 2020.11.13

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 味の無くなったチューインガムはいつ捨てるべきか。漫画家の東海林さだおさんが“切り上げどき”に悩むとエッセーに書いている。「どの時点で終了させるか、そのタイミングがうまくつかめない」と▼この人は切り上げる頃合いに悩むそぶりを全く見せていない。米国のトランプ大統領である。先の大統領選で民主党のバイデン氏が勝つも、負けを認めず法廷闘争を続ける。はたから見れば消えたはずの「勝利の味」だが、当人にすれば「まだ残っている」らしい▼問題は政治の空白リスク。米国で感染者が1千万人を超えた新型コロナの対策遅れや、共和・民主両党の支持者らの間でデモが増えかねない。選挙結果の確定まで米金融市場が不安定化する可能性も。不測の事態は避けたい▼ミスター・チルドレンに恋人への純な想いを歌った曲がある。「チューインガムの味のように消えてなくなったりしないでよ~」。特権という甘い味に執着する不純な人も同じ心境だろうか。2020.11.13


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