2019年5月24日号17面 大手行5グループの2019年3月期決算、業務・構造改革へ「覚悟」
最終利益・24%減少、本業低迷・市場部門も苦戦
大手行5グループの2019年3月期決算は、5社合計の連結当期純利益が前年同期比24%減の2兆446億円と、2期ぶりの減益になった。本業のもうけである連結業務純益も6.8%減の3兆1718億円。市場部門が苦戦したほか、システム関連の大規模減損も目立った。米中貿易摩擦の悪化で世界経済の不透明感が増すなか、足元では経費率も悪化傾向。ビジネスモデル再構築に向けて覚悟を迫られる決算となった。
【写真】決算発表に臨む大手行5グループのトップ。(右から)みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長、三菱UFJフィナンシャル・グループの三毛兼承社長、三井住友フィナンシャルグループの太田純社長、りそなホールディングスの東和浩社長、三井住友トラスト・ホールディングスの大久保哲夫社長(5月10日、15日、日銀)
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