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ニッキン抄 2026.5.29

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 赤は脳の視床下部を刺激し、気持ちを高揚させ、食欲を増進させる効果があるという。肉や魚の赤は新鮮に映り、飲食店の看板にも多く使われている。その色がなくなると誰が思ったか▼コンビニやスーパーなどに見慣れないパッケージの商品が並ぶ。ポテトチップスだ。ニュースで聞いてはいたが、それまでの暖色系と違い、白黒の印刷に少しギョッとする。石油製品の輸入の滞りで塗料などの原料不足が原因だ▼もともと物価高や原材料不足だったところに中東情勢悪化で拍車がかかった。影響はポテチにとどまらず赤がシンボルのケチャップもデザインが変更される。ただ、値上げを回避した策と考えるとメーカーの努力の色がにじむ▼世界中に石油が届かない事態をもたらした大国の大統領はいつも赤い帽子とネクタイを着用している。赤は「攻撃」「怒り」「危険」をイメージさせるが、ここはもう一方の「愛情」が連想できるようになってもらいたい。2026.5.29


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