2024年1月12日号1面 解氷(中)「利ざや拡大」は難路、止まらぬ肩代わり競争

金融機関が期待するマイナス金利解除と、その先の継続的な政策金利の引き上げ。だが、実現しても思った通りに収益力が高まる保証はない。規模が強みになる環境では預貸金双方で獲得競争に拍車がかかり、想定ほど利ざやが拡大しない可能性もある。
■問われる粘着性
「手数料を稼げない投資信託を積み上げるよりも、定期預金の方がありがたい」――。大手地方銀行幹部が本音を明かす。新NISA開始を受けた資産形成の機運上昇とは裏腹に…
【写真】中小企業の多くが金利負担拡大を受け入れられる状態にない(23年12月、都内製造業)
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