2025年3月期決算概況（4）（ゆうちょ銀行、新設銀行など）

ゆうちょ銀行、2期連続の最高益更新
新設銀行は15行中11行で経常利益、当期純利益が増益

＜ゆうちょ銀行＞
 ゆうちょ銀行の2025年3月期決算（単体ベース）は、金利上昇を背景とした国債利息の増加、外債投資信託からの収益増加により、資金運用収益が前年同期比3,533億円増（＋25.2％）の1兆7,502億円に拡大。投資信託・ゆうちょファンドラップの販売増などから役務取引等収益も同30億円増（＋1.6％）の1,841億円となった。一方、金銭の信託運用益の減少を主因にその他経常収益が同4,949億円減（▲46.3％）の5,723億円となったことから経常収益は同1,402億円減（▲5.2％）の2兆5,098億円に。株式等売却損の減少などから経常費用は同2,189億円減（▲10.1％）の1兆9,363億円となった結果、経常利益は同786億円増（＋15.9％）の5,735億円。当期純利益も2期連続で最高益を更新し、同562億円増（＋15.8％）の4,105億円となった。

主な掲載項目：経常収益・うち資金運用収益・うち役務取引等収益・うちその他業務収益・うちその他経常収益、経常利益、経常費用・うち資金調達費用・うち役務取引等費用・営業経費・うち人件費・うち物件費、うちその他経常費用、当期純利益、業務粗利益、業務純益、資金運用利回り、貸出金利回り、資金利ザヤ、預貯金残・うち定期性、譲渡性預金残高、貸出金残高、金融再生法開示債権残高、不良債権比率、純資産、自己資本比率、自己資本の額・うちコア資本に係る基礎項目の額、リスク・アセット等の額の合計額・うち信用リスク・アセットの額、総資産、有価証券残高、その他有価証券評価差額、従業員数（人）、口座数（千口座）、決済件数（万件）（単位：百万円、％）