2022年8月8日号

ニッキンレポート2022年8月8日号(毎週月曜日発行)

決算分析

業種別貸出金残高・構成比
(全国銀行 2022年3月末)


110行合計、「電気・ガス」が9.2%で増加率首位
構成比、個人含む「その他」が31.0%に

 全国銀行109行(都銀5行、信託銀3行、地銀62行、第二地銀37行、新生銀行、あおぞら銀行)の2022年3月末における、業種別貸出金残高と構成比を集計した(有価証券報告書、決算短信から作成。国内店分で原則、連結ベース)。
 <残高・増加率>
 109 行の国内店分貸出金残高合計は538兆2,325億円で、前年同月末比6兆8,299億円増加(1.2%)した。掲載した9業種のうち最も残高が多い業種は個人向けを含む「その他」で3兆4,589億円増(2.1%)の166兆9,519億円。国内店分貸出金残高の31.0%を占める。続いて「不動産業・物品賃貸業」(以下、不動産業等)が3兆1,909億円増(3.3%)の98兆9,640億円、「製造業」が2兆4,748億円減(▲3.8%)の61兆7,681億円。前年同月末比の増加率が高い業種は「電気・ガス・熱供給・水道業」(以下、電気・ガス等)の9.2%増。続いて、「金融・保険業」が5.1%、「不動産業・物品賃貸業」が3.3%。

主な掲載項目:製造業、建設業、運輸・郵便業、卸売・小売業、金融・保険業、不動産業・物品賃貸業、各種サービス業、地公体等、その他、国内店分貸出金残高(単位:百万円、%、ポイント)

貸出金増加率が高い上位10業種(全国銀行)
 2022年3月期決算説明会報告(1)
未来塾主宰 山中壽一
八十二銀行、コンコルディアFG、
ふくおかFG、静岡銀行、千葉銀行 

経営情報

住宅ローン金利 (2022年8月)
主な掲載項目:改定日、2・3・5・7・10・15・20年、キャップ付10年・全期間、フラット20・35・50(単位:%) 
コール・NCDレート推移 (2022年7月)
主な掲載項目:無担保コールレート(翌日・1週間・2週間・3週間・1カ月・トムネ)、有担保コールレート(翌日・トムネ)、NCDレート(3カ月新発・1カ月新発・スポネ現先)(単位:%)

保険情報

『ヒトの輪』
地道で時間をかけた金融教育
オフィス エイ・エイチ
戸田博之 代表 
保険窓販情報  東邦銀行、八十二銀行、広島銀行・メットライフ生命保険、
観音寺信用金庫・フコクしんらい生命保険、
T&Dフィナンシャル生命保険・滋賀銀行

展望

グローバル化反転の負の影響
-世界経済成長鈍化・インフレ・ブロック経済化-

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