2022年10月17日号
ニッキンレポート2022年10月17日号（毎週月曜日発行）
決算分析
変動金利貸出金の残存期間別残高・構成比
（全国銀行 2022年３月末）
「１年超」は109行合計で3.2％増310兆4,331億円
「１年超３年以下」構成比、福井銀行が37.5％で首位
【残存期間別残高】
全国銀行109行（都銀・信託銀・新生銀行・あおぞら銀行、地銀・第二地銀）の2022年３月末における変動金利貸出金（１年超）の残存期間別残高をまとめた（単体ベース、ディスクロージャー誌より作成）。
全国銀行109行の変動金利貸出金残高（１年超）の合計は前年同月末比９兆9,161億円増（3.2％）の310兆4,331億円。残存期間のうち最も残高が多かったのは、「７年超」で４兆3,313億円増（3.2％）の138兆3,716億円。続いて「１年超３年以下」が３兆8,203億円増（6.3％）の63兆8,673億円、「３年超５年以下」が2,298億円減（▲0.4％）の47兆941億円、「期間の定めのないもの」は１兆7,708億円増（5.3％）の34兆7,677億円、「５年超７年以下」が2,233億円増（0.8％）の26兆3,322億円と、４期間で前年同月末比が増加、１期間で減少した。期間別で増減率が最も高かったのは、「１年超３年以下」の6.3％増。逆に最も低かったのは、「３年超５年以下」の0.4％減。
主な掲載項目：【残高】1-3年・3-5・5-7・7年超・期間の定めのないもの・1年超合計（単位：百万円、％）、
【残高構成比】1-3年・3-5・5-7・7年超・期間の定めのないもの（単位：％、ポイント）
| 貸出金に対する信保協保証債務残高の割合 （全国銀行 2021年度） |
103行合計の保証債務残高比率、1.47ｐ上昇し5.28％ 割合トップは福岡中央銀行、3.55ｐ上昇32.08％ 主な掲載項目：信保協保証債務の割合、同残高（平均）、期中平均貸出金（国内業務部門）、貸出金増減額に対する保証債務残高増減額の割合（単位：件、百万円、％） |
|---|---|
| 大手信金の業種別貸出金残高 （2022年３月末） |
朝日信用金庫、卸売・小売業トップの2,756億円、構成比19.1％ 不動産業は大阪厚生信用金庫が構成比53.8％で最高 主な掲載項目：製造業、建設業、運輸・郵便業、卸売・小売業、金融保険業、不動産業、各種サービス業、地公体等、個人、貸出末残（単位：百万円、％） |
| 農協の貯金・貸出金残高 （貯金残高上位200農協 2022年３月末） |
貯金トップは香川県農業協同組合の１兆9,104億円 貯貸率最高は市川市農業協同組合で▲2.6ｐの60.4％ 主な掲載項目：貯金残高順位、農協名、所在地都道府県、貯金残高、貸出金残高、貯貸率（単位：百万円、％） |
保険情報
| 『ヒトの輪』 足元の円安を活かし「良い円安」へ |
大和総研 経済調査部 小林若葉 エコノミスト |
|---|---|
| 保険窓販情報 | 滋賀中央信用金庫、東北労働金庫、かんぽ生命保険、 東京海上日動あんしん生命保険、ＰＧＦ生命保険 |
展望
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