2022年8月15日号
ニッキンレポート2022年8月15日号（毎週月曜日発行）
決算分析
全国254信金の決算概況
（2022年３月期）
当期純利益、前年比20.7％増の2,768億円
北空知信用金庫、貸出金増加率7.1％でトップ
全国の信用金庫を対象に「2022年３月期・協同組織金融機関統一決算調査」を７月に行った。アンケート回答やディスクロージャー誌に基づき、254信金の決算概況をまとめた。
１.収益の状況
254信金合計の経常収益は、２兆117億円（前年同期比353億円減、▲0.1％）、経常利益は3,802億円（同722億円増、24.3％）、当期純利益は2,768億円（同474億円増、20.7％）となった。経常収益は、18年３月期以降、５期連続して２兆円台とほぼ横バイで推移している。
一方、当期純利益は、20年３月期以降２期連続して増加した。
主な掲載項目：経常収益、経常利益、当期純利益、コア業務純益、自己資本比率、預金・積金末残、貸出金末残、総資産、出資金、出資配当率（単位：百万円、％）
| 2022年４～６月期決算概況（１） （大手行など） |
主要金融５社合計の純利益は▲32.3％6,238億円 純利益増益は三井住友FG、三井住友THDの２社 主な掲載項目：＜連結＞経常収益、経常利益、四半期純利益、包括利益、総資産、純資産、自己資本比率、資金利益、役務取引等利益、実質業務純益、営業経費、与信関係費用、金融再生法開示債権、その他有価証券評価損益 ＜単体＞経常利益、四半期純利益、業務粗利益、資金利益、役務取引等利益、経費、コア業務純益、国債等債券関係損益、株式等関係損益、与信関係費用、その他有価証券の評価差額、金融再生法開示債権額・同比率、預金残高、貸出金残高、自己資本比率、自己資本の額（単位：百万円、％） |
|---|---|
| 設備投資等の概要 （全国銀行 2021年度） |
全国銀行合計は12.7％減の１兆356億円 22年度以降投資予定額は7.0％増の7,069億円に |
| 電気・ガス・熱供給・水道業向け貸出金残高・構成比 | （全国銀行 2022年３月末） 主な掲載項目：残高、構成比（単位：百万円、％、ポイント） |
保険情報
| 『ヒトの輪』 地方創生に向けた地域金融機関との協業 |
新生銀行 川島克哉 社長 |
|---|---|
| 保険窓販情報 | 常陽銀行、きらぼし銀行、佐賀銀行、 おかやま信用金庫、三井住友海上プライマリー生命保険 |
展望
脆弱な我が国の食料・エネルギー安全保障戦略
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