2023年7月3日号

ニッキンレポート2023年7月3日号(毎週月曜日発行)

決算分析

自己資本比率
(全国銀行 2023年3月末)


国際基準(連結)、八十二銀行が18.36%で首位
バーゼルⅢ最終化の首位は、滋賀銀行15.80%

 銀行持ち株会社29社および全国銀行109行の2023年3月末における自己資本比率(原則、決算短信ベース)をまとめた(現行規制適用行・社とバーゼルⅢ最終化適用行・社を分けて記載する)。
 国際統一基準を適用するのは14行・社(持ち株会社8社、地銀5行、第二地銀1行。持ち株会社の傘下行を除く)。現行規制(連結ベース)の比率が最も高かったのは八十二銀行。前年同月末比0.70ポイント(p)低下し18.36%。みずほフィナンシャルグループ(FG)が同1.48p低下し16.05%。三井住友FGが同0.58p低下し15.98%と続く。前年同月末比で比率が上昇したのは、22年10月発足のいよぎんホールディングス(HD)のみ(前年同月末比を傘下行連結決算実績と比較)。バーゼルⅢ最終化を23年3月末から適用するのは5行・社(持ち株会社3社、地銀2行)。最も比率が高かった(連結ベース)のは、滋賀銀行の15.80%。22年3月末の現行基準と比較して0.66p上昇。山口FGが14.35%で同1.70p上昇。22年10月発足のしずおかFGが14.17%だった(同社による最終化に基づく試算では前年同月末比1.91p低下)。
 国内基準を適用する銀行は93行(大手行等4行、地銀53行、第二地銀36行)。北国銀行は22年12月に海外唯一の営業店(シンガポール支店)を閉鎖したため、国際統一基準から国内基準に変更した。

主な掲載項目:【国際統一基準適用行】総自己資本比率、TierI比率、普通株式等TierI比率、総自己資本の額、リスク・アセットの額
【国内基準適用行】自己資本比率、自己資本の額、リスク・アセット等、総所要自己資本額(単位:%、ポイント、億円)

地域銀の自己資本比率上位行(国内基準、単体)
配当額・配当性向
(全国銀行 2023年3月期) 
83行・社のうち増配51行・社、据え置き28行・社
2024年3月期、81行・社のうち26行・社が増配予想 
主な掲載項目:1株当たり配当金(円)、配当金総額(百万円)、配当性向(%)、純資産配当率(%)

保険情報

有識者にタイムリーなテーマについて聞く
金融機関等の保険窓販における顧客基盤と保険加入検討行動の差異・変化(下)

ニッセイ基礎研究所 主任研究員 井上智紀

『ヒトの輪』
戦略としての人的資本経営

東京海上日動火災保険 営業推進部
金融営業推進室 永見拓也
保険窓販情報  東邦銀行、山梨中央銀行・静岡銀行・名古屋銀行、
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経営情報

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(地銀 2023年6月23日現在)
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現金・キャシュバック、14行でキャンペーン内容に 
ニッキンレポート掲載索引 (2023年1~6月) 

展望

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