2023年10月16日号

ニッキンレポート2023年10月16日号(毎週月曜日発行)

決算分析

農協の貯金・貸出金残高
(上位200農協 2023年3月末)


貯金残高最大は香川県農協の1兆9,012億円
貸出金増加率、北河内農協の+27.2%が最高

 貯金増加率は千葉みらい農協が+5.1%、134億円増でトップ
 全国の農協のうち2023年3月末の貯金残高が上位200位までの農協について、貯金残高、貸出金残高、貯貸率を一覧にした。
 1.貯金残高の状況
 上位200農協合計の貯金残高は、84兆9,350億円で2022年3月末比2兆88億円増(+2.4%)となった。個別農協では、香川県農協が1兆9,012億円(22年3月末比92億減、▲0.4%)で残高が最も多い。次に、横浜農協(神奈川県)が1兆8,447億円(同129億円増、+0.7%)で続く。貯金残高1兆円を超えたのは、22年3月末から1農協増え17農協だった。
 増加率を見ていくと、トップは千葉みらい農協の+5.1%(残高2,731億円、22年3月末比134億円増)。これに西東京農協が+4.7%(残高2,551億円、同115億円増)で続く。同農協は、安定した資金調達に向けた年金口座の新規獲得などを積極的に行い、残高を伸ばした。

主な掲載項目:貯金残高順位、農協名、所在地都道府県、貯金残高、貸出金残高、貯貸率(単位:百万円、%)

貯金残高の増加率上位10農協(2023/3末)
大手信金の業種別貸出金残高
(2023年3月末)
業種別の貸出金最多は個人向けの15兆8,929億円
不動産業構成比は大阪厚生信用金庫の55.0%が最高
主な掲載項目:製造業、建設業、運輸・郵便業、卸売・小売業、金融・保険業、不動産業、各種サービス業、地公体等、個人、貸出金残高(単位:百万円、%)
貸出金に対する信保協保証債務残高の割合
(全国銀行 2022年4月~2023年3月)
104行合計の保証債務残高比率、0.39p低下し4.81%
割合トップは福岡中央銀行、2.48p低下29.60%
主な掲載項目:信保協保証債務の割合、同残高(平均)、期中平均貸出金(国内業務部門)、貸出金増減額に対する保証債務残高増減額の割合(単位:件、百万円、%)
変動金利貸出金の残存期間別残高・構成比
(全国銀行 2023年3月末)
「1年超」は109行合計で7.0%増332兆4,332億円
「7年超」構成比、沖縄銀行が90.8%で首位
主な掲載項目:【残高】1-3年・3-5・5-7・7年超・期間の定めのないもの・1年超合計(単位:百万円、%)、
【残高構成比】1-3年・3-5・5-7・7年超・期間の定めのないもの(単位:%、ポイント)

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