2019年3月期決算概況(3)
(第二地銀)
当期純利益、40行合計で20%減の1,241億円
資金利益14行が増加、増加率トップはみなと銀行9.5%
<単体>
第二地方銀行の2019年3月期決算(単体ベース)で40行合計の当期純利益は1,241億円。前期比で315億円(▲20.2%)減となった。減益は5期連続となった。
個別にみると、大正銀を除く39行が経常利益、当期純利益とも黒字を確保した。経常利益は11行が増益だが前期比7行減少、当期純利益は9行が増益だが8行減少。18年3月期に経常損失、当期純損失を計上した福島銀は黒字となった。
当期純利益の増加率が最も高かったのは沖縄海邦銀で76.7%増(表紙表)。有価証券利息配当金(18年3月期10億円→19年3月期9億円)および役務取引等収益( 12 億8,400 万円→ 12 億2,600万円)は減少したが、株式等売却益(6億円→15億円)、貸倒引当金戻入益(2,100万円→2億円)、貸出金利息(95億円→97億円)の増加などが貢献した。続いて豊和銀の73.0%増。国債等債券売却益(4,500万円→▲0円)は減少したが、バルクセールによる債権売却損益の改善( ▲ 5,600万円→ ▲300 万円)、不良債権処理額の減少(9億円→ 1 億円)、固定資産処分益( 600 万円→4億円)の増加などが影響した。名古屋銀は33.7%増。国債等債券売却益(20億円→17億円)、人件費、物件費は減少し、国債等債券売却損(14億円→19億円)と国債等債券償還損(0円→4億円)が増加したが、株式等売却益(11億円→44億円)と生命保険代理手数料の増加が利益を積み上げた。
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