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ニッキン・2018年7月6日号

2018年7月6日号1面 金融界、「勤務間インターバル」広がる、10行超が先行導入、メガも検討

  • 法令制度政策
  • 人事施策

 厚労省、普及へ連携

 金融界で、勤務終了時刻から翌日の勤務開始時刻までに一定の休息時間を確保する「勤務間インターバル制度」の導入が広がりそうだ。同制度は6月29日に成立した働き方改革関連法に基づき導入が努力義務となる。地域銀行など10行超が先行しているが、メガバンクも「制度を設ける方向」(首脳)で検討に入った。
 政府は7月、「過労死等防止対策大綱」を改定し、……

2018年7月6日号19面 金融界の2018年株主総会、トップに将来展望問う

  • 経営

 スルガ銀行・出席者5倍以上

 6月28日までに金融界(銀行、証券、保険、日本郵政)の2018年3月期決算の定時株主総会が終了した。日本銀行によるマイナス金利政策や少子高齢化など経営環境が厳しくなるなか、将来展望を経営トップに問う株主の姿も目立った。
 4月に近畿大阪銀行、みなと銀行、関西アーバン銀行が経営統合した関西みらいフィナンシャルグループ(FG)は設立後初の総会……

【写真】商号変更した東京きらぼしフィナンシャルグループの株主総会に向かう株主

2018年7月6日号2面 金融庁、健全性評価手法示す、経営難予防へ動的監督

  • 法令制度政策

 基準抵触前に改善命令も

 金融庁は金融検査マニュアル廃止後の金融機関の健全性評価手法を明らかにした。経営実態に合わせて早期対応を促す「動的な監督」に軸足を移し、不良債権問題への対処を重視した事後処理型から経営難に陥る前に対策を打てる予防型に転換する。自己資本比率の最低基準に抵触する前でも業務改善命令を出して対応する。

 検査・監督改革で個別テーマの具体的な考え方を……

2018年7月6日号3面 金融界、現金授受・輸送を共同化、日通、物流拠点活用へ

  • 経営

 金融界で、日本銀行との現金受け払いや保管・輸送などの「現金オペレーション」共同化が動き出した。物流最大手の日本通運が、全都道府県に保有する物流拠点を金融機関共通のプラットフォームとして活用するスキームを構築。東京都内で段階的に稼働・運用しており、今後は大阪や他地域での導入に向けて金融機関への提案を強めている。
 近年の金融機関収益は、……

2018年7月6日号6面 新連載・手数料ビジネスを強化(1) 千葉銀行、アライアンスが成長の契機に

  • 融資
  • 手数料

 厳しい収益環境が続くなか、法人ソリューション関連手数料を順調に積み上げる千葉銀行。2018年3月期のコベナンツ付き融資を含むシンジケートローンの収益は、前年同期比17億円増の60億円に達した。TSUBASA金融システム高度化アライアンスや千葉・武蔵野アライアンスによる取り組みも実績を押し上げている。

 同行がシ・ローンに取り組んだのは……

 【写真】共同店舗ではシ・ローンなどの取り組みも活発化(6月12日、千葉銀浜松町法人営業所・武蔵野銀浜松町オフィス)

2018年7月6日号8面 新連載・業績評価はいま(1) 千葉信金、キャッシュベースで管理

  • 経営

 千葉信用金庫(千葉市、宮澤英男理事長)は2017年度から営業店の収益管理体制を抜本的に改めた。テーマは「残高主義の転換」(宮澤理事長)であり、キャッシュベースによる営業店収益管理だ。これにより業績評価体系も一変した。

 同信金は07年度から……

 【写真】収益計画の進ちょくについて打ち合わせる鳥海一弘執行役員・中央エリア長(右)、宇井敏之本店長(左2人目)ら(6月27日、本店)

2018年7月6日号9面 信金界、相続信託商品が好調、9月末100億円到達へ、150信金に参入拡大

  • 資産管理

 信用金庫界で、2017年1月に取り扱いを開始した個人向けの「しんきん相続信託こころのバトン」「しんきん暦年信託こころのリボン」の実績が18年9月末に100億円に到達する勢いで推移している。相続ニーズの高まりを受けて参入信金は増えており、9月末までに150信金、1800カ店に拡大する見込み。
 信金中央金庫(柴田弘之理事長)は……

2018年7月6日号15面 十六銀行、新入行員が鐘鳴らす、「3カ月研修」終了、誓いの言葉を発表

  • 人事施策

 【名古屋】十六銀行は6月28日、新入行員の3カ月研修が終了し、同行の粟野研修所で配属先の辞令を交付する配属式と、「誓いの鐘モニュメント」の鐘を鳴らす打鐘式を開催した。
 2017年度から配属先で指導内容に……

【写真】「誓いの鐘モニュメント」の鐘を鳴らす前に誓いの言葉を述べる新入行員(6月28日、粟野研修所)

2018年7月6日号18面 7月1日は「銀行の日」、顧客や地域に感謝の活動展開

  • 地域貢献
  • 特集

 7月1日は銀行の日。今年で28回目を迎えた。「地球にやさしく、顧客に親切」をスローガンに、銀行界は店周の清掃や寄付、児童養護施設での金融教育の実施などCSR(企業の社会的責任)活動を各地で展開。顧客や地域へ感謝を表した。青森銀行は、株主優待制度を通じて、三内丸山遺跡の世界遺産登録を後押しする寄付を募る。八十二銀行は、森林の保全活動を実施。トマト銀行では、全店の営業部店長が「1日ロビーマネージャー」を務め、来店客に感謝の気持ちを伝えた。

【写真】来店客を笑顔で出迎えるトマト銀行大供支店の林洋司支店長(右、7月2日)

2018年7月6日号22面 山梨中央銀行調布支店、“ファンづくり”に注力

  • 営業店

 無担保での提案進める、融資残高は33%増加

 山梨中央銀行調布支店(星野一彦支店長<6月22日付で町田支店長>=行員14人うち女性5人。パート2人)は、県外店舗のメリットを生かし“山梨県のファンづくり”に力を入れる。担保に依存しない提案にも注力し、2018年5月末の融資残高は17年3月末比で33%増加した。
 星野支店長は16年7月に着任。同店は出店から45年経過しているが……

【写真】星野一彦支店長(中央)の転勤を前に、思い出話に花を咲かせる武蔵野観光開発の渡邊会長(左)と山井雄一副長(6月25日、水神苑)

社説/ニッキン抄

研修企画 (14面)

【2018年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化 [13]=住宅購入と住宅ローン返済相談(1)』
『コンサル能力養成 [13]=自助努力による経営改善』
『目利き力を磨く [13]=企業をみる(事業承継編)』
『金融コンプラ [13]=反社会的勢力排除の留意点(2)』
【金融法務】(13) 休眠預金等活用法
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ [219]
福岡中央銀行 小倉支店長・瀬戸口 克氏<上>
三度の新築移転を経験、フォローの大切さ痛感
金融知識アレ?これ! [52] プライマリーバランス

レギュラー企画

『寸言』 チャレンジ精神 (1面)=尾上 広和・グローリー社長
『脚光』 お客さまとの接点増やす (7面)=沖縄銀行頭取に就任した・山城 正保氏
『輝いています』 顧客の将来設計を支援 (7面)=東京スター銀行 小平支店ファイナンシャル・ラウンジ・高橋 結花さん
『東西ペンリレー』 異質の受け入れ (12面)=北洋銀行常務取締役・長野 実 氏
『ちょっと一言』 福岡で国際交流開催 (12面)=OUEN Japan理事長・小林 博重氏
『ゆうちょ銀行 新エリア本部長』 震災時の縁、今も鮮明 (16面)=北陸エリア本部長・鎌田 治 氏
『日銀支店長』 県のために力あわせる (18面)=前橋支店長・岡山 和裕氏
『初支店長(569)』 仕事の8割は人材育成 (22面)=水本 武和・山陰合同銀行 新見支店長
『当店のチームリーダー』 取引先を積極的に学ぶ (22面)=遠州信用金庫 葵西支店・杉山 裕子さん

企画・特集・連載など

リーマンショック10年[4] (1面)
 販売現場に“爪痕”
「顧客に尽くす」覚悟を
西澤・損保協会長に聞く (3面) SDGs達成に貢献
白山・信託協会一般委員長に聞く (4面) 創造性発揮し安心感提供
【USA金融事情NOW】 (5面) 黒人若年層の金融不信
【マーケット・トレンド】 (5面) [為替]年後半の円に対するリスクは上昇方向に傾いている
 石川 真央子・JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部 ストラテジスト
[金利]失業率2.2%の衝撃
 熊野 英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
全国556金融機関の資金量・融資量ランキング(2018年3月末)(10-11面)  
千里眼 <200> (13面) Hmcomm 代表取締役CEO・三本 幸司氏
AIが音声をテキスト化、顧客の声 営業推進に
デジタルバンキングTODAY (13面) 「AI人材」争奪戦 始まる
地域に愛され信頼される
 信金ファイターズ (17面)
親切・丁寧・素早い営業
輝け!フレッシャーズ(22) (20面)
 お客さまの思いを実現(13)
顧客と太く長い関係を
新入行職員日記(13) (20面) 初の来店誘致で定期獲得

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