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ニッキン・2018年1月26日号

都市銀行5行、実質預金の伸び率低下 「マイナス金利前」近づく (1面トップ)

 都市銀行5行(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)の実質預金の伸び率が低下し始めている。企業などの余剰資金が流入する動きが一巡してきたことが大きい。

人事部から先輩行員3人も参加し会話が弾んだ。ノンアルコールで乾杯。(1月23日、高知市内のホテル)
人事部から先輩行員3人も参加し会話が弾んだ。ノンアルコールで乾杯。(1月23日、高知市内のホテル)

【写真を読む】四国銀行、昼食会で行員の成人祝う (1面)

 【高松】2016年度から高卒採用を再開した四国銀行。その4人の行員が成人を迎えたことから、1月23日に祝いの記念品を贈呈し山元文明頭取との昼食会を催した。「Just Like Family!」を掲げ、お客さまにも行員にとっても家族のような存在を目指す同行。成長した行員らと歓談し、山元頭取もうれしそうに目を細めていた。

【窓口テスト】関東甲信地区20JA 「JAカードに加入したい」、15JAが特典まで紹介 (11面特集)

 農業協同組合(JA)は、2017年6月末に貯金残高が100兆円を突破し、存在感を発揮する。ただ、依然として農家向けのイメージが強く、一般利用者への認知度向上が課題にあがる。そこで、今回はJAが直売所活性化とJAカードの普及のために取り組む「JAカード利用で、直売所5%割引キャンペーン」をきっかけに、JAカードの相談から複合取引につなげる窓口推進を実施しているかを調査。窓口テストの対象店は、関東甲信地区1都8県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県)の20JAとした。

銀行界、EDIシステム・12月稼働 売掛金の消し込み自動化、利用企業数が普及のカギ (16面トップ)

 銀行界は、企業が総合振込で送金する時に登録できる情報量を増やし、企業による経理事務の効率化を目指す。その基盤となるのが12月に稼働させる「全銀EDIシステム」(愛称=ゼディ)だ。支払い企業から受け取り企業へのメッセージであるEDI情報に取引や受発注に関する情報を設定することにより、売掛金の消し込み作業が自動化できるようになる。普及は利用する企業数がカギを握っており、全国銀行協会は産業界などと連携しながら利用を呼びかける。

政府、金融機関へAPI開放 住所変更や相続が簡単に、手続き省略で負担減 (2面トップ)

 政府は、行政システムのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を銀行など一部の民間企業に開放する。個人情報を活用できる範囲を限定したうえで、住所変更や遺産相続などの手続きを簡素化できるようにする。利用者の生活を便利にするのに加え、行政機関や金融機関などの事務コストを削減する狙いがある。

全国銀行協会、初のカードローン実態調査 「過剰借り入れ」注意に課題、増額ニーズは低く (3面トップ)

 全国銀行協会は1月18日、初めて行ったカードローン利用者の意識調査結果をまとめた。過剰貸付との批判を踏まえた調査で、利用実態を把握する狙い。調査は2017年12月に外部の調査会社を通じ、1万人を対象にインターネットで実施。銀行や貸金業の利用者などを分析する詳細調査は3千人を抽出した。

みずほフィナンシャルグループ、資産形成層を拡大 ニーズ喚起へキャンペーン (4面トップ)

 みずほフィナンシャルグループは資産形成層の拡大を通じて、資産運用ビジネスを強化している。1~3月に投資信託や外貨定期預金などの優遇キャンペーンを展開し、若年層の需要を掘り起こす。新規マネーの獲得による顧客規模拡大も図りつつ、預かり資産の拡大を目指す。中長期的に「アセットマネジメント分野は有望で、残高拡大に応じて収益も伸びていく」(みずほフィナンシャルグループ首脳)とみている。

地域銀行、OHR改善に試練 トップライン上昇鈍く、経費削減は加速傾向 (6面トップ)

 地域銀行は、2018年3月期の経費率(OHR=業務粗利益経費率)の改善に厳しい見方を示している。改善が困難な一番の理由はトップライン収益の悪化。経費自体は減少しているが、貸出金利回り低下による資金利益縮小など厳しい収益環境が大きく影響している。

広島銀行、証券子会社で信託代理業務 顧客の相続ニーズに対応 (7面トップ)

 【広島】広島銀行は1月4日、証券子会社のひろぎん証券で「信託契約代理業」「銀行代理業」の取り扱いを開始した。同証券の顧客の相続対策ニーズに対応する。地方銀行の証券子会社としては初の同代理業取り扱い。また、同行・同証券の共同店舗も拡大。ひろぎんグループとして顧客ニーズにワンストップで対応する体制を進めている。

信金中央金庫、外国人労働力活用後押し 技能実習法改正で、セミナーをウェブ同時配信 (9面トップ)

 信金中央金庫(田邉光雄理事長)は、信用金庫取引先の外国人労働力活用支援を積極化する。2017年11月の外国人技能実習法改正を受けて、社内活性化や国際化を目的に活用ニーズが高まっているため。2月1日には東京でセミナーを開催し、初めてウェブで全国の信金に同時配信する。今後、導入の成功事例なども共有していく。

【教えて!! ニッキン博士】どう変わる?信用保証制度 (16面)

 4月1日から「信用保証制度」が大きく変わると聞きました。どのように変更されたのでしょうか。また金融機関には、どのような影響があるのでしょうか。

都心大雪、積雪20センチ超 通常業務は支障なく (19面トップ)

 1月22日から23日未明にかけ、関東地方に大雪が降った。東京都心では2014年2月以来4年ぶりに積雪が20センチを超え、金融機関も対応に追われた。ただ、今回は気象庁が早い段階から注意を促していたことや、「2014年の教訓から慎重に対応した」(埼玉県信用金庫)ため、通常業務に大きな支障はなかった。

研修企画 (14面)

【2017年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化(39)=iDeCoの運用』
『コンサル能力養成(39)=小売・卸売業とマーケティング』
『中小企業支援と融資推進(39)=業種別融資判断(2)』
『金融コンプラ(39)=個人情報・マイナンバーの取り扱い(2)』
【いざという時のワンポイント】(15) 成りすましによる預金払い戻し
【金融法務講座】(40) 根保証
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ [200]
中京銀行 会長・深町 正和氏<下>
約定書の説明できず叱責、「理想の銀行像」めざす
金融知識アレ?これ! [35] 灰色のサイ

レギュラー企画

『寸言』 利他の精神 (1面)=澤田 貴司・ファミリーマート社長
『社説』 マイナス金利の功罪を検証せよ (2面)
『脚光』 社員の不安を情熱に (4面)=みずほフィナンシャルグループ社長に就任する・坂井 辰史氏
『輝いています』 役員に投信販売を実演 (7面)=東和銀行 本店営業部事務課・神林 日和さん
『東西ペンリレー』 企業スポーツ (12面)=十八銀行取締役常務執行役・中島 博明氏
『ちょっと一言』 故郷で後進育成に奔走 (12面)=パティシエ・辻口 博啓氏
『初支店長(547)』 “心に残る人”を目指して (20面)=笹川 正樹・新発田信用金庫 西支店長
『当店のチームリーダー』 気軽になんでも相談を (20面)=南郷信用金庫 本店・倉元 雅代さん

企画・特集・連載など

「共通価値」の追求(中) (1面) 事業承継支援、後継人材育て廃業防ぐ
清瀬・カーディフ損害保険代表に聞く (5面) 生損保一体運営の強み発揮
【USA金融事情NOW】 (5面) OCC“緩み”を警戒
【マーケット・トレンド】 (5面) [為替]米国債金利上昇にもかかわらず軟調な米ドル
 石川 真央子・JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部 ストラテジスト
[金利]長期金利への上昇圧力
 熊野 英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
異業種に学ぶ! -2- (6面)
 =愛知銀行
プロ目線で企業に助言
庵・ほくほくフィナンシャルグループ社長に聞く (7面) 証券とコンサルを強化
協同組織の強み(2) (8面)
 =枚方信用金庫
空き家防ぎ、地域守る
高森・備前信用金庫理事長に聞く (9面) 預け金から脱却、利回り改善
千里眼 <181> (13面) グーグル・クラウド・ジャパン 日本法人代表・阿部 伸一氏
クラウドで金融支援、価値売れる領域をともに
デジタルバンキングTODAY (13面) デジタル時代のアナログ
朝日信用金庫 日本橋支店 (20面トップ)
 顧客本位の提案実践
無担保化など12億円実行も、業績は開設後トップ持続

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