ニッキン・2018年8月3日号

2018年8月3日号1面 日銀が金融緩和を修正、金融界・収益反転なお遠く

  • 法令制度政策

 一段の踏み込み求める声も

 日本銀行が7月30、31日の金融政策決定会合で「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定したことを受けて、金融界では「緩和による副作用への配慮が示された」(全国銀行協会・藤原弘治会長=みずほ銀行頭取)と一定評価しつつも、金融政策正常化に向けた一段の踏み込んだ修正を求める声が依然強い。
 今回の修正は、2%の物価安定目標実現が……

【写真】黒田東彦総裁は「当分の間、極めて低い金利水準を維持する」と強調(7月31日、日銀)

2018年8月3日号16面 特集・シンガポール現地取材、多様なソリューション展開

  • 国際
  • 特集

 ASEAN(東南アジア諸国連合)を中心としたアジア・オセアニア地域のビジネスで、金融機能の中心的な役割を担うシンガポール。現地の邦銀は、海外に進出する日系企業への金融商品や現地情報の提供に加え、政府機関との連携や現地銀行のノウハウを活用して日系・非日系向けの金融サービスを強化している。同国に支店を置き、多様で専門性の高いソリューションを展開する邦銀6行を6月18日に現地で取材した。

【写真】多くの金融機関が入居する高層ビル群に隣接するラッフルズ・プレース駅(6月19日)

2018年8月3日号3面 公取委、長崎の地銀再編で、統合審査・最終判断へ

  • 金融再編

 借り換え1000億円規模

 公正取引委員会は長崎県の地方銀行の再編を巡る統合審査の最終判断に向け調整に入る。親和銀行を傘下に置くふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の長崎県内の貸出シェアが7割を超え、競争環境への懸念から問題解消措置を求めていた。だが、両社による他金融機関への借り換え要請が一定規模に達し、公取委は両社から提出される正式な措置の提案を待って最終判断する。基本合意から2年半に及んだ審査が決着する。今夏に承認されれば、2019年4月に統合できる見通しだ。
 統合後に貸出シェアが……

2018年8月3日号4面 MUFG、外部の新技術を実装、“発掘と協業”が加速

  • 経営

 「情報銀行」参加も

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、オープンイノベーションで発掘した新技術やビジネスアイデアを次々に協業・実装化している。三菱UFJ銀行が相場予測モデル(協業はアルパカ)や決算分析(ゼノデータ・ラボ)に活用するほか、三菱UFJ信託銀行は個人データを有料で仲介する「情報銀行」構想の実証実験において、発掘企業(ノーニューフォークスタジオ=nnf)を初期メンバーに採用した。
 MUFGは優れた技術やアイデアをグループの外部に求める……

【写真】ノーニューフォークスタジオがモーションセンサーなどを備えたシューズ性能を実演(7月27日、東京国際フォーラム)

2018年8月3日号19面 但陽信金、高齢者の足・年1700件に、地域に根付く移送支援

  • 地域貢献

 【大阪】但陽信用金庫(兵庫県、桑田純一郎理事長)は、2000年に設立したNPO法人但陽ボランティアセンターによる医療機関への移送サービスが年間1700件超に拡大。現在は福祉車両6台がフル稼働し、新人から支店長クラス約10人が日替わりで送迎。公共交通機関の減少や高齢者の運転免許返納が進むなかで、通院の足として根付いている。
 同信金がボランティア活動に注力するきっかけは……

【写真】車いす利用者の乗降を介助する香呂支店の上村敬一支店長代理と溝口支店の女性行員(7月20日、加古川市内)

2018年8月3日号3面 金融界、奨学金返済サポート広がる、若手社員の負担軽減

  • 取引先支援

 補助や無利子貸し付け

 金融界で、奨学金返済をサポートする従業員向け制度の導入が広がってきた。社会的課題となっている奨学金の返済負担を軽減し、若手従業員の働きやすい環境を整備するほか、優秀な人材確保につなげるのが狙い。4月に……

2018年8月3日号3面 人材紹介業に初参入、横浜銀行・10月から10社と、常陽銀行・子会社で開始へ

  • 経営

 横浜銀行と常陽銀行は、3月の規制緩和で認められた「人材紹介業」に参入する。横浜銀は10月から銀行本体で、常陽銀は年内にも子会社を活用して事業を始める。経営幹部や専門人材など企業の求人需要は強く、人材紹介も含めた総合的なコンサルティング支援を強化する。
 金融庁が「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」を改定し、……

2018年8月3日号5面 保険界、2019年度税制改正要望、生保、保険料控除 拡充求める

  • 法令制度政策

 損保、異常危険準備金 手厚く

 生命保険協会(稲垣精二会長=第一生命保険社長)と日本損害保険協会(西澤敬二会長=損害保険ジャパン日本興亜社長)は、2019年度の税制改正要望をまとめた。生保協は、持続可能な社会保障制度の確立と国民生活の安定に向け、生命保険料控除の拡充を要望。損保協は、相次ぐ大規模災害に備え盤石な保険金支払い体制を維持するため、異常危険準備金制度の充実を重要項目に掲げた。
 生保協は、少子高齢化の進展やライフスタイルが多様化するなか……

2018年8月3日号6面 上場地域銀行、外国人持ち株比率の上昇続く、16行・Gで20%超

  • 経営

 上場地域銀行・グループ(G)で外国人持ち株比率の上昇が続いている。2018年3月末時点で20%を超えたのは16行・Gと、前年から3行・G増えた。日本株全体の比率上昇に歩調を合わせている形だが、個別では割安感から特に買いが入っている銘柄もあるとみられる。“モノ言う”傾向の強い外国人投資家の影響力が増すことで「ガバナンス改革が進む」(アナリスト)との指摘がある。
 18年3月末の外国人株主比率は……

2018年8月3日号20面 第三銀行桑名支店、中小企業融資・年9.5%増

  • 営業店

 顧客知りスピーディーに対応、エリアが総合評価上位に

 【名古屋】第三銀行桑名支店(西田知永支店長=行員27人うち女性10人。パート4人)は、全4カ店で構成する「桑名エリア」の母店。顧客をよく知りスピーディーに対応することを徹底し、2018年6月末までの1年間で中小企業融資を9.5%増の196億2200万円に。同エリアが17年度上期に店舗総合評価4位、同下期は2位に輝く原動力となった。
 西田支店長は16年6月に着任。きめ細かい営業活動を通して……

【写真】佐藤製作所の佐藤敦社長(右)から建設機械の油圧部品の製造工程の説明を受ける西田知永支店長(中央)と石曽根壽副支店長(7月23日、佐藤製作所)

2018年8月3日号8面 信金中金、分野別に信金取引先支援、プログラムの利用定着

  • 取引先支援

 態勢整備や推進を助言

 信金中央金庫(柴田弘之理事長)が信用金庫に提供している中小企業支援プログラムの利用が2016年度、17年度ともに100信金超となるなど定着している。プログラムは、創業や事業承継など企業のライフステージ別に7項目で構成。先行する信金の態勢整備や推進ケースなどを指導・助言するもの。新たな業績評価体系導入への契機とする信金もあり、今後、利用が増えそうだ。
  信金中金は、信金の営業基盤拡充を……

社説/ニッキン抄

研修企画 (14面)

【2018年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化 [17]=20代独身の資産運用相談』
『コンサル能力養成 [17]=中小・零細企業の経営改善』
『目利き力を磨く [17]=経営分析(2)』
『金融コンプラ [17]=サイバー犯罪の動向』
【金融法務】(17) 民法改正(1)
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ [223]
武蔵野銀行 日高支店 窓口課長・長谷 由香氏<上>
フォローするも投信解約、萎縮から提案できず
金融知識アレ?これ! [56] 情報銀行

レギュラー企画

『寸言』 先義後利の精神 (1面)=牧田 和夫・焼津信用金庫理事長
『脚光』 「総合金融グループ」めざす (6面)=めぶきフィナンシャルグループ社長に就任した・笹島 律夫氏
『当店の元気印』 取引先の懐に飛び込む (7面)=東和銀行 高崎北支店 渉外課・池島 圭佑氏
『一人一言』 働きがいある職場に (8面)=アルプス中央信用金庫理事長・吉澤 祥文氏
『ゆうちょ銀行 新エリア本部長』 広大な首都市場に挑む (11面)=東京エリア本部長・永井 俊太郎氏
『東西ペンリレー』 心で走る (12面)=群馬銀行常務執行役員営業統括部長・井上 聰 氏
『ちょっと一言』 古民家再生で地域を元気に (12面)=人と古民家代表取締役・1級古民家鑑定士・牧野嶋 彩子氏
『横顔』 地方創生 支援続ける (18面)=四国財務局長・木勢 俊光氏
『初支店長(573)』 全員で営業、事務管理を (20面)=高村 浩之・京葉銀行 松戸新田支店長
『当店のチームリーダー』 良き相談相手になる (20面)=南日本銀行 草牟田支店・勝目 香織さん

企画・特集・連載など

フォーカス 2018 (1面) NEW!!
 ゆうちょ銀行の限度額
埋まらぬ溝、協業に亀裂
林・REVIC新社長に聞く (2面) ノウハウ移転に軸足
飯盛・みずほ信託銀行社長に聞く (4面) 地銀に信託提供 拡大
武富・第一フロンティア生命社長に聞く (5面) 保険で社会的課題を解決
【USA金融事情NOW】 (5面) 新店舗の要はビデオ対話
【マーケット・トレンド】 (5面) [為替]日銀、金利上昇を許容 円上昇リスクに注意
 石川 真央子・JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部 ストラテジスト
[金利]動く日銀、金利変動容認
 熊野 英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
手数料ビジネスを強化[5] (6面)
 =鳥取銀行
ITで事務効率化を支援
関・山梨中央銀行頭取に聞く (7面) “全員営業”の機運高まる
業績評価はいま[5] (8面)
 =香川県信用組合
地域イベント参加も加点
千里眼 <204> (13面) 日本CIS認定協会 理事長・大山 裕子氏
ロープレで接客に自信、“聞く力”がニーズ発掘
デジタルバンキングTODAY (13面) キャッシュレス戦国時代に

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2021年8月27日号1面 【写真を読む】兜町に「経済の心臓」

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 「The HEART」と名付けられた心臓がモチーフのキューブ型LEDディスプレーが真っ赤に染まった。8月24日に東京・日本橋兜町に誕生した複合施設「KABUTO ONE」。平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券が開催した竣(しゅん)工(こう)式には証券関係者らが参列。「兜町に経済の心臓を作ろう」と思いが込められた新たなシンボルの点灯を祝った。