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ニッキン・2018年11月16日号

2018年11月16日号1面 地域銀行、保険会社からの出向拡大、法人向け販売を強化

  • 人事施策
  • 投信保険

 人材育成にも期待
 地域銀行が、法人保険や保障性保険の販売強化を狙い、保険会社から出向者の受け入れを拡大している。本紙9月末調査では、31行が出向者を「増やしている」とした。今後、「受け入れたい」とする銀行も複数ある。回答行のなかで、在籍者数(一部に保険ショップからの出向者含む)が最も多いのは伊予銀行の36人。2番目に多い25人を受け入れる静岡銀行では「専門性の高い分野で、本部・営業店双方が保険会社のノウハウを吸収している」という。
 近年、地域銀は収益強化や若年層との接点拡大に向け…

2018年11月16日号3面 金融界、「高プロ制度」導入に慎重、適用メリット未知数

  • 法令制度政策
  • 人事施策

 対象に金融4業務
 金融界は、働き方改革関連法で創設される高度プロフェッショナル制度の導入に慎重姿勢だ。厚生労働省が例示した対象5業務のうち金融界には4業務が関連するが、適用メリットは現段階で未知数。2019年4月の施行に向けて、対象要件の年収1075万円以上の社員を抱える大手金融機関などは導入の可否を精査する。
 高プロは専門的な知識を要する一定の業務範囲内かつ年収要件を超える社員が対象。労働基準法が定める…
【写真】働き方改革関連法の詳細を審議する厚生労働省の労働政策審議会分科会

2018年11月16日号2面 地域銀行・信金、収益力“格差”広がる

  • 経営

 日銀分析 下位ほど貸出金利低下
 地域銀行や信用金庫で、収益力格差が目立ってきた。競争激化による貸出金利の低下幅が、基礎的収益力が低い地域銀や信金ほど大きくなっているのが主な要因。収益力が高い先ほど預貸率が高い傾向も顕著で、営業基盤の違いも格差拡大に影響している。
 地域銀や信金では低金利環境長期化で…


2018年11月16日号4面 三菱UFJ信託銀行、情報信託・1000人が実験、倒産隔離機能を活用

  • 資産管理

 料金は「期待効果」で

 三菱UFJ信託銀行は、11月19日~12月16日に情報信託サービスの実用化に向けた1千人規模の実証実験を行う。2019年度中の実用化を目指しており、個人がパーソナルデータ(PD)を提供した際の対価(金銭)を保護するために信託独自の「倒産隔離機能」を活用する予定。利用企業はフィットネスクラブや食品メーカー、不動産会社、旅行会社などを想定している。
 実験はサービスのプラットフォームとなる同行のアプリを試行するもので……

2018年11月16日号6面 地域銀行、22行が投信共通KPI、運用損益別比率に差も

  • 投信保険

 地域銀行で、金融庁が6月29日に公表した「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI(成果指標)」の開示が広がってきた。10月末までに22行が、設定された3指標のうち一つ以上を開示。最も多いのは「運用損益別顧客比率」で21行が公表した。
 共通KPIは、投信販売会社別の運用成績を「見える化」するもの。個人顧客別の運用損益を……

2018年11月16日号7面 地域銀行、スマホで税・公共料金収納、「支払秘書」と連携急増

  • ネット・システム

 地域銀行で、税金や公共料金をスマートフォンで支払えるアプリ「支払秘書」との連携が広がっている。11月1日に秋田銀行など7行が預金口座からの即時振り替えを開始。提携行は三井住友銀行とゆうちょ銀行を含む15行になった。手数料収入の増強に寄与するため、提携を検討する地域銀が増えている。
 「支払秘書」は……

2018年11月16日号9面 信金中金、信金向け信託商品好調、1年で3000億円突破

  • 経営

 海外分散投資へ7割契約

 信金中央金庫(柴田弘之理事長)が信用金庫に提供する「SCBグローバル信託」の残高が10月に3千億円を突破した。信金中金が受託者となり、個別信金の運用資産を海外の多様な資産に分散投資するもの。2017年11月の提供開始以降、契約信金は185信金に拡大。関心を持つ信金は多く、残高、契約信金数ともに今後増える見通しだ。
 信金界は、国内を中心とした金利リスク資産が高い傾向にある。このため……

2018年11月16日号18面 地域金融機関、高卒採用の重視鮮明、2019年春に向け75行庫が実施

  • 人事施策

 地域金融機関で、新卒採用における高等学校卒業者の確保を重視する傾向が鮮明になっている。本紙調査では、9月中旬に一斉に始まった2019年4月入行庫の高卒向け選考活動で50地域銀行・グループ、大手25信用金庫が実施(予定を含む)することが分かった。全機関でこれまでに高卒採用実績があり、戦力として継続採用する傾向が強まっている。
 広域な店舗網を持つ地域銀では……

2018年11月16日号3面 メガバンク・大手証券、市場リスク規制を注視、内部モデルが焦点

  • 経営

 メガバンクや大手証券会社は、12月の公表が予定される「市場リスクの最低所要自己資本の改定(FRTB)」の修正最終合意に注目している。焦点は賦課資本量を算定する方法の一つである内部モデル方式の取り扱い。現行案では導入に労力を要する内部モデルを採用するメリットが乏しく、民間側は見直しを求めている。
 FRTBの議論は、金融危機時に欧米の銀行で市場取引に起因する深刻な自己資本不足が発生したのを機に始まった。2016年1月に…

2018年11月16日号19面 金広委、家計の世論調査、金融資産平均1151万円

  • 社会

 2人以上は約3割が減少
 家計が保有する金融資産は平均1151万円――。金融広報中央委員会(金広委)が実施した「家計の金融行動に関する世論調査」で明らかになった。単身世帯は744万円だった。2人以上世帯の金融資産保有額(平均)は昨年と同額で、単身世帯は約200万円減少した。
 金広委は同世論調査で約8千の2人以上世帯、約2500の単身世帯の……

2018年11月16日号20面 北陸銀行砺波エリア、“事業承継”通じて地方創生

  • 営業店

 高度なコンサル営業展開、M&AやPBで差別化
 【金沢】北陸銀行砺波エリア(王生幸夫エリア統括=行員36人うち女性18人。パート19人)は、取引企業の事業承継相談を通じて、M&A(合併・買収)やプライベートバンキング(PB)などの高度なコンサルティング営業を展開し、他行との差別化に成功している。廃業抑止や雇用確保に主眼を置いた事業承継支援は“地方創生の取り組みそのもの”という信条の下、本部専担者と連携し個別案件に取り組んでいる。
 砺波エリアは、母店の砺波支店と庄川支店の2カ店で構成。王生幸夫氏が両店の支店長を兼務している。近年はエリア内の……

【写真】新光硝子工業の新海社長(左)と同社工場を視察する王生幸夫支店長(10月29日)

社説/ニッキン抄

研修企画 (14面)

【2018年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化 [31]=人生100年時代を踏まえた資産運用提案(3)』
『コンサル能力養成 [31]=製品・商品戦略』
『目利き力を磨く [31]=本部と支店』
『金融コンプラ [31]=マネーロンダリングへの対応(2)』
【金融法務】(31) 担保権(2) (不動産担保)
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

金融知識アレ?これ! [71] 無尽会社

レギュラー企画

『寸言』 変わらない役割 (1面)=土肥 和則・東海労働金庫理事長
『東西ペンリレー』 英国駐在回想録 (13面)=福井銀行取締役兼常務執行役・湯浅 徹 氏
『ちょっと一言』 稼ぐまちづくり 支援 (13面)=エリア・イノベーション・アライアンス代表理事・木下 斉 氏
『初支店長(588)』 部下の長所を伸ばす (20面)=古川 茂・千葉信用金庫 園生草野支店長
『当店のチームリーダー』 “こだわりと愛情”で活動 (20面)=百五銀行 関支店・市川 ゆかり さん

企画・特集・連載など

フォーカス2018 (1面) 住宅ローン再構築、デジタル×リアルで“最適解”
【USA金融事情NOW】 (5面) スマートウォッチの可能性
【マーケット・トレンド】 (5面) [株式]米国対比、出遅れ感のある日本株の戻り
 広木 隆・マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
[債券]原油安と債券安
 野地 慎・SMBC日興証券 金融経済調査部 チーフ為替・外債ストラテジスト
Power of Regional Bank[7] (6面)
 =七十七銀行
アジア進出支援を強化、宮城産の販路拡大に力
災害に備える[7] (8面)
 =柏崎信用金庫
スピード対応で安心感
金融ジャーナル社
 2018年度ベストバンカー賞 (10面トップ)
上村・鹿児島銀行頭取が受賞、人材とIT駆使し地域貢献
千里眼 <218> (11面) 伊予エンジニアリング 常務取締役・山本 是樹氏
地図上に全てのデータを、情報活用が競争力のカギ
人生100年時代・保険窓販をサポート (12面特集)

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