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ニッキン・2018年2月2日号

金融界、預金保険料の負担重く 引き下げ要望が高まる、2年連続に“温度差”も (1面トップ)

 金融界で、2018年度の預金保険料率の引き下げを求める声が高まっている。金融界の要望もあり、2017年度に0.005%の引き下げが実現したが、収益力が低下する一方で、預金増加が続くなか預金保険料負担が一段と重くなっているため。複数の金融業態は2017年秋以降、水面下で預金保険機構や金融庁に引き下げを要望している。

本部入り口にはクジラのぬいぐるみが置かれている。
本部入り口にはクジラのぬいぐるみが置かれている。

【時の話題】変わるGPIF 投資家として対話深める、国民への情報発信も強化 (16面トップ)

 約160兆円を運用する世界最大級の機関投資家、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。市場に与える影響の大きさから“クジラ”とも呼ばれ、損失を出せば社会からの批判を避けられない。近年は日本銀行などと並び株価上昇の“官製相場”を作っているという指摘もある。難しいかじ取りを求められるなか、幅広く市場に関わる超長期投資家として国民や企業との対話を深めようとしている。

【ニュースを追う】消費者詐欺を防げ! 金広委が新アプローチ提唱、行動経済学の知見生かす (16面)

 振り込め詐欺、架空請求詐欺などの消費者を狙った詐欺被害の発生が後を絶たない。なぜ人はだまされ、経済合理性だけで説明できない、不合理な意思決定をしてしまうのか——。金融広報中央委員会(事務局=日本銀行情報サービス局)では、被害防止へ心理学や社会学の考えを経済学に取り入れた「行動経済学」の知見を生かした新たなアプローチを提唱している。

金融庁、市場運用で地域銀行に懸念 過度なリスクテイク散見、金利上昇見据え改善促す (2面トップ)

 金融庁は、地域金融機関が有価証券運用で身の丈に合わない金利リスクを取っている状況に警戒を強めている。欧米の中央銀行が金融緩和政策の出口戦略に踏み出すなか、国内外で金利上昇圧力が強まっており、検査・監督を通じて運用リスク管理の改善を求めていく考え。

第二地銀12行と日立製作所、基幹系共同化の強み生かす 知見共有し新事業創出 (3面トップ)

 共同基幹系システム「NEXTBASE(ネクストベース)」を利用する第二地方銀行12行は、共同化の強みを生かしてシステム運営主体の日立製作所も含めた13社による知見や課題の共有を加速する。システム部門だけでなく、営業部門なども参画することで、現場のニーズを直接反映した新たな事業やサービスを迅速に創出していく。

三菱UFJフィナンシャル・グループ、保険ロボアド開発 「偏り」ない提案を実現 (4面トップ)

 三菱UFJフィナンシャル・グループは、必要事項を入力すると最適な保険プランを自動で提案する保険版のロボアドバイザーを共同開発した。次世代の金融サービスを開拓する傘下のジャパン・デジタル・デザイン(JDD)と「みんなの株式」を運営するみんかぶ(瓜生憲社長)が開発したもので、今春に保険プランニングの専用サイトを立ち上げる。成功報酬型のウェブ広告が主要な収益源となる。

横浜銀行、顧客接点強化に注力 母店以外にも融資権限、川村頭取自ら年300社訪問 (7面トップ)

 横浜銀行は、地域金融の発揮に向けて顧客接点を強化している。営業店担当者の面談頻度の改善や懇話会組織への加入促進、川村健一頭取による年間300社の取引先訪問など日頃のリレーションづくりに注力。従来の態勢を見直し、母店以外の支店長への融資権限委譲など接点拡充に乗り出している。

信用金庫界、NPO向け貸出が堅調 2017年度過去最高の兆し、日本公庫と協調寄与 (8面トップ)

 信用金庫界で、コミュニティ・ビジネスを展開するNPO(非営利組織)向け貸出が堅調に推移している。2017年度は2016年度に続き好調を維持しており、過去最高の104億円を突破しそうだ。地域活性化策の一つとして取り組む信金が増えており、日本政策金融公庫との提携を生かした協調融資などが増加をけん引している。

労働金庫界、預金残高20兆円突破 会員との連携強化が奏功、預貸率は62.88% (10面トップ)

 全国13労働金庫の預金残高(譲渡性預金含む)が2017年12月末に20兆円を突破した。労働組合や生活協同組合などの会員と連携した地道な取り組みが奏功。貸出金残高も12兆6千億円を超え、預貸率は2016年12月末比1.07ポイント上昇して62.88%になった。堅調な住宅ローンに加えて、カードローンなど各種ローンの販売増が貢献した。

コインチェック、仮想通貨580億円分が流出 リスク管理の甘さ露呈 (17面トップ)

 仮想通貨取引所のコインチェック(和田晃一良社長)で1月26日、不正アクセスによって580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した。2014年にビットコイン取引所のマウントゴックスで470億円分のビットコインが消失する事件が発生したが、被害額はそれを上回り過去最大規模となる。

輝け!フレッシャーズ(1) プロローグ、意欲引き出す先輩の役割大 (18面) NEW!!

 高齢化や人口減少など構造的な課題に加えて、超低金利など厳しい環境が続く金融界。2018年4月に銀行や信用金庫などで約1万8千人が新しく仲間入り。研修などで業務知識を身に着け、これからの金融界を担う人材として期待される。
本号から「輝け!フレッシャーズ」を連載。3月までは研修やテーマ別に専門家の意見を掲載。4月以降は先輩の経験談や新入行職員日記などを連載する。

研修企画 (14面)

【2017年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化(40)=税制改正のポイント(1)』
『コンサル能力養成(40)=飲食店とマーケティング』
『中小企業支援と融資推進(40)=業種別融資判断(3)』
『金融コンプラ(40)=個人情報・マイナンバーの取り扱い(3)』
【いざという時のワンポイント】(16) 誤振込金と貸付金の相殺
【金融法務講座】(41) 経営者保証
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ [201]
みなと銀行 住吉支店
 支店長 兼 神戸東ブロック長・佐田 浩行氏<上>
苦手だった新規開拓、業績表で再建策を模索
金融知識アレ?これ! [36] 非伝統的金融政策とは

レギュラー企画

『寸言』 “変新”の歴史 (1面)=高橋 常夫・帯広信用金庫理事長
『社説』 柔軟に業務範囲を見直せ (2面)
『脚光』 大きい証券の役割 (5面)=みずほ証券社長に就任する・飯田 浩一氏
『当店の元気印』 経営セミナーで人脈作り (8面)=東予信用金庫 新居浜駅前支店 渉外係 山田 和明氏
『東西ペンリレー』 健康づくりのきっかけに (12面)=みちのく銀行専務執行役員・稲庭 勉 氏
『ちょっと一言』 多彩な経験積み自信に (12面)=女優・久住 小春さん
『初支店長(548)』 常に考え、コツコツと (20面)=中村 健一・大牟田柳川信用金庫 瀬高支店長
『当店のチームリーダー』 喜びを分かち合う (20面)=大和証券 本店・山田 優花さん

企画・特集・連載など

「共通価値」の追求(下) (1面) 若手人材を確保、信金の離職率・限りなく低く
【USA金融事情NOW】 (5面) 手数料収入伸び悩む
【マーケット・トレンド】 (5面) [株式]仮想通貨と株式市場
 広木 隆・マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
[債券]正常化期待が促す円高
 野地 慎・SMBC日興証券 金融経済調査部 チーフ為替・外債ストラテジスト
異業種に学ぶ! -3- (6面)
 =鹿児島銀行
プロ人材育成しサポート
西本・九州FG証券社長に聞く (7面) 期待超えるサービス提供
協同組織の強み(3) (8面)
 =糸魚川信用組合
業界の絆深め 取引先支援
橋本・埼玉県信用金庫理事長に聞く (9面) 「聞き上手宣言」を実践
千里眼 <182> (13面) エクイニクス・ジャパン 代表取締役・古田 敬 氏
デジタル化を支援、クラウド環境構築に強み
紀陽銀行 深井支店 (20面トップ)
 半期、事業性5億8000万円増
合言葉は「スピード感」、グループ最優秀に

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社説/ニッキン抄

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2021年8月27日号1面 【写真を読む】兜町に「経済の心臓」

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 「The HEART」と名付けられた心臓がモチーフのキューブ型LEDディスプレーが真っ赤に染まった。8月24日に東京・日本橋兜町に誕生した複合施設「KABUTO ONE」。平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券が開催した竣(しゅん)工(こう)式には証券関係者らが参列。「兜町に経済の心臓を作ろう」と思いが込められた新たなシンボルの点灯を祝った。