ニッキン・2018年11月23日号

2018年11月23日号1面 地域銀行、資料改ざんリスク警戒、悪質不動産業者排除へ厳格化

  • 融資

 地域銀行が、収益不動産融資案件を持ち込む業者への対応を厳格化している。一部悪質業者による債務者・物件資料の改ざんが相次ぎ発覚しているため。静岡銀行は8月から受付窓口を3拠点に絞り、業者管理を厳しくした。持ち込み先を失った業者が接触を積極化する動きもあり、各地域銀は警戒感を高めている。
 金融機関に持ち込まれる投資用不動産融資案件では近年、…

【写真】経営破たんした不動産会社スマートデイズ(東京都中央区)が運営した女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」の物件

2018年11月23日号17面 北陸地区地域銀行・信金、協調融資やシンジケートローン急増

  • 融資

 “官民連携”や“信金連合”
 【金沢】北陸地区で協調融資やシンジケートローンの組成事例が急増している。「民業圧迫」批判を受けてきた日本政策金融公庫と地域金融機関の連携機運が高まってきたのが主因だ。政府系金融機関や銀行に規模で劣る信用金庫が県内全域で手を組み、大口案件を取りにいく動きも広がってきた。
 北陸三県(富山、石川、福井)で日本公庫6カ店が……

【写真】シンジケートローンの取り扱いについて協議する富山信金の本店営業部と審査部(10月30日)

2018年11月23日号3面 金融界、休眠預金の対応急ぐ、2019年1月に初回発生

  • 経営

 ITベンダー、支援強化
 金融界は、2018年1月に施行した「休眠預金等活用法」への対応を急いでいる。19年1月1日時点で、最後の取引があった「最終異動日」から10年を経過した初回の休眠預金が発生するため。19年4月に預金保険機構と接続テストを実施。その後に開始する休眠預金の初回通知に向けて、ITベンダーもサポートを強化している。
 金融機関は、休眠預金として預保に移管する前に、…

2018年11月23日号2面 日銀、地域銀行と対話拡充、中計の特徴変化に着目

  • 法令制度政策

 日本銀行は、地域銀行と中期経営計画の目標達成に向けた施策や成果、背後にある考え方について対話を拡充していく。近年の中計で掲げた本業収益目標が未達となった地域銀が多くなっているほか、目標設定の項目や内容に違いも出始めている。考査やモニタリングの機会も通じて対話を深める。
 日銀は地域銀91行の2016~18年度の現中計と…

2018年11月23日号4面 大手行5グループの2018年9月中間決算、純利益・2期連続増

  • 経営

 顧客部門堅調も慎重姿勢

 大手行5グループの2018年9月中間決算は、中間純利益の5社合計が前年同期比10.6%増の1兆6962億円で、2期連続の増益を確保した。一方、本業のもうけを示す実質業務純益は同0.2%減の1兆7825億円で、3期連続の減少。役務取引等利益の増加など顧客部門は堅調さをみせるものの、純利益の押し上げに寄与している貸倒引当金の戻入益は、今後は限定的とされる。各社は不透明化する世界経済の動向を注視しつつ、安定収益の確保に向けて慎重姿勢を崩さない。
 中間純利益は5社すべてが増益。実質業純は……

 【写真】決算発表するみずほFGの坂井社長(11月14日、日銀)

2018年11月23日号6面 地域銀行の2018年9月中間決算、増益は3割の26行・G

  • 経営

 スルガ銀行、赤字985億円

 地域銀行の2018年9月中間決算がまとまった。超低金利環境の継続により、前年同期で比較可能な85行・グループ(G)のうち、連結(一部は非連結)純利益の増益を確保したのは3割にあたる26行・Gにとどまった。58行・Gは減益、スルガ銀行は与信費用が増加し985億円の赤字に転落した。
 11月22日開示の但馬銀行を除き集計した。純利益最高は……

2018年11月23日号6面 滋賀銀行、コールセンターで特許、ネット申し込み未完了者フォロー

  • ネット・システム

 【大阪】滋賀銀行は、個人向けローンの増強の一環で「ネット申込未完了者判別支援システム」を開発し、ビジネスモデル特許を取得した。同システムは個人ローンのインターネット申し込みで、手続き途中に離脱した利用希望者を特定し、申し込みにつなげるもの。出願は2016年7月で……

 【写真】コールセンター「ダイレクト営業室」で業務を行う行員ら(10月12日)

2018年11月23日号9面 信金界、サイバー攻撃対策強化、130信金がSSCと演習

  • ネット・システム

 各地区協会で勉強会も

 信用金庫界がサイバーセキュリティー対策を強化する。130信金が参加し、しんきん情報システムセンター(SSC)と2019年1月下旬~2月上旬にサイバー攻撃を想定した演習を実施する。また、全国の地区協会単位でマニュアル整備などの勉強会を開催する。サイバー攻撃が複雑化するなか、対応をより高度化するのが狙い。
 金融庁は、2016年から……

2018年11月23日号10面 九州労金の奨学金借り換えローン、各県労福協と連携し成果

  • 融資

 4~10月に87件・2億2000万円

 【福岡】九州労働金庫(山城正一理事長)は、奨学金借り換え専用ローン「つなぐ」を通じ、社会問題化する奨学金の返済負担軽減に取り組んでいる。独自の推進手法として、九州地区の労働者福祉協議会(労福協)と協力して、各労働団体や地方公共団体に周知し成果をあげている。
 労福協は……

2018年11月23日号18面 金融界、ビジネスLINE拡大、業務効率化、働き方改革で

  • ネット・システム

 緊急時対応にも活用

 金融界で、社員間や契約者とのコミュニケーションツールとしてビジネスチャット「LINE WORKS(ラインワークス)」を活用する動きが広がっている。すでに野村証券や明治安田生命保険、東京海上日動火災保険、一部の地方銀行などが採用しており、「迅速な情報共有や業務改善を通じた働き方改革にもつながる」(野村証券)と話す。
 ラインワークスは……

 【写真】三井住友海上のビジネスLINE画面。スタンプを使うことで、業務メールの堅苦しさがなくなる(右下)

2018年11月23日号19面 信金界、警察要請に協力、ATM利用制限70→65歳

  • 社会

 信用金庫界で、キャッシュカードによるATM振り込み機能の限度額を「0円」とする利用制限について、対象年齢を70歳から65歳に引き下げる動きが広がっている。静岡県の全12信金は9月に、富山信用金庫とにいかわ信用金庫は10月に引き下げた。関東地区や東京都内の信金も検討している。今年に入り詐欺被害が増加傾向にあるため警察の要請に協力し、詐欺を未然に防ぐのが狙い。
 静岡県内12信金の対象は、8月末時点で……

2018年11月23日号20面 西日本シティ銀行飯塚支店、飯塚連合店で新規133件

  • 営業店

 一日1件の有効面談、意欲向上と能力開発に
 【福岡】西日本シティ銀行飯塚支店(田原修支店長=行員36人うち女性18人。パート9人)は、飯塚連合店(一般店9カ店・地域特定店2カ店)の全店で事業先の新規開拓に取り組み、2018年度上期は本部目標比124%の133先を新規開拓し、全ブロックで1位になった。18年9月末貸出金は前年同月末比25億円増加している。
 田原修支店長は17年4月に着任。筑豊地区は人口や事業先の減少が続き……

【写真】一日1件の新規訪問を継続し、新規開拓で成果をあげている(左から3人目は田原修支店長)

社説/ニッキン抄

研修企画 (14面)

【2018年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化 [32]=人生100年時代を踏まえた資産運用提案(4)』
『コンサル能力養成 [32]=価格戦略』
『目利き力を磨く [32]=転勤』
『金融コンプラ [32]=マネーロンダリングへの対応(3)』
【金融法務】(32) 保証
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ [237]
三菱UFJ銀行 鎌倉支店長・日暮 利広氏<上>
抜け落ちた“全体構想”、ノンバンクの子会社化で
金融知識アレ?これ! [72] レバレッジドローン

レギュラー企画

『寸言』 コンサルティング営業 (1面)=小林 英文・七十七銀行頭取
『東西ペンリレー』 新たな時代にむかって (12面)=山梨中央銀行取締役・簗田 裕彦氏
『ちょっと一言』 魅了する音楽届けたい (12面)=ロックバイオリニスト・Ayasa(あやさ)さん
『初支店長(589)』 仕事の楽しさ伝えたい (20面)=青木 正・中国銀行 岡山流通センター支店長
『当店のチームリーダー』 iDeCoを牽引 (20面)=東北労働金庫 土崎支店 次長代理・杉本 めぐみ さん

企画・特集・連載など

フォーカス2018 (1面) 対応急ぐ“残業上限規制”、生産性向上に報いる施策を
萩原(三井住友銀行常務執行役員)都銀懇幹事に聞く (3面) 広い視野で銀行を捉える
【USA金融事情NOW】 (5面) 狙われたカードレスATM
【マーケット・トレンド】 (5面) [為替]利上げ期待後退はドル円相場下落につながる
 石川 真央子・JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部 ストラテジスト
[金利]FRBの政策枠組みの再検証
 熊野 英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
Power of Regional Bank[8] (6面)
 =富山第一銀行
フィンテック事業を展開、年間5案件を同時進行
災害に備える[8] (8面)
 =吉備信用金庫
「人命第一」を教訓に
ニッキン 第29回特別国際金融セミナー (11面特集) 共通価値創造へ多様な視点
千里眼 <219> (13面) クレジットエンジン 代表取締役・内山 誓一郎氏
非対面の融資基盤 構築、地域銀行に提供へ
デジタルバンキングTODAY (13面) 動きだす「プラットフォーマー」
FIT大阪 (16面特集)
 12月6日・7日に西日本で初開催
金融ITの最新情報、キャッシュレスを体感

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2021年8月27日号1面 【写真を読む】兜町に「経済の心臓」

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 「The HEART」と名付けられた心臓がモチーフのキューブ型LEDディスプレーが真っ赤に染まった。8月24日に東京・日本橋兜町に誕生した複合施設「KABUTO ONE」。平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券が開催した竣(しゅん)工(こう)式には証券関係者らが参列。「兜町に経済の心臓を作ろう」と思いが込められた新たなシンボルの点灯を祝った。