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ニッキン・2018年2月23日号

銀行界と日本政策金融公庫、「民業圧迫」の実態解明へ 意見交換し双方が精査 (1面トップ)

 銀行界と日本政策金融公庫が「民業圧迫」の解消へ本格的な対話に乗り出す。全国銀行協会などと日本公庫は、2月中に制度融資に関する勉強会を設置。また、双方が競合状況を精査する。

受賞者と「X(クロス)」のポーズを取る、玉城義昭・沖縄銀行頭取(左から2人目)、柴戸隆成・ふくおかフィナンシャルグループ社長(同4人目)、笹原晶博・北海道銀行頭取。(右、2月13日、ダイアゴナル・ラン・トウキョウ)
受賞者と「X(クロス)」のポーズを取る、玉城義昭・沖縄銀行頭取(左から2人目)、柴戸隆成・ふくおかフィナンシャルグループ社長(同4人目)、笹原晶博・北海道銀行頭取。(右、2月13日、ダイアゴナル・ラン・トウキョウ)

【写真を読む】「クロス」で未来を拓く (1面)

 企業がICT(情報通信技術)を活用したサービスなどを競うコンテスト「クロステック・イノベーション」。ふくおかフィナンシャルグループが2015年に開始し、現在は北海道銀行と沖縄銀行も参加。2月13日、3地域の表彰企業を東京に招き受賞者交流会を初開催。ICTで拓(ひら)く未来に夢を膨らませた。

【時の話題】中国地区金融機関 内定辞退・離職を防げ、“つながり”でミスマッチ解消 (16面特集)

 【広島】“超売り手市場”の就職戦線——。優秀な人材の囲い込み競争が激化するなか、金融機関は内定者懇親会や個人面談などを通じて内定者同士や先輩役職員との“つながり”を構築。内定辞退者や離職者の抑制に取り組む。同時に高卒採用や定年延長、業務効率化による人手不足対策も進展している。中国地区金融機関にアンケートして現状をみた。

【米国現地取材】(上)、成長けん引するシリコンバレー カギは「破壊的イノベーション」 (11面特集)

 米国経済の成長をけん引し、景気拡大を続けるカリフォルニア州。イノベーションの聖地と呼ばれるシリコンバレーには、米国企業はもとより日系企業770社を含め、さまざまな国の企業が研究拠点として進出。世界の常識を覆すアイデアやビジネスがこの地から生まれている。シリコンバレーで、今何が起きているのかを追った。

金融庁、地域銀行の外債運用に警鐘 米金利上昇で含み損も、リスク管理徹底を促す (2面トップ)

 金融庁は、米国の長期金利が高騰している影響で地域銀行の外国債券運用に評価損(含み損)が発生していることから、リスク管理を徹底するように注意喚起を始めた。すでに一部の銀行に対してはヒアリングを終えており、今後も監視が必要と判断した銀行には報告を求めていく考え。

金融界、4月から無期転換が本格化 法基準上回る対応相次ぐ (3面トップ)

 金融界では、労働契約法の改正(2013年4月施行)で2018年4月から有期契約労働者の無期雇用への転換が求められるなか、基準を上回る対応が相次いでいる。雇用期間が5年を超えると無期雇用への転換権が発生するが、一部の金融機関では3年を基準に前倒ししている。キャリア形成の促進を図るとともに、人材確保につなげていく狙いがある。

大手行、デビットカード戦略を強化 スマホ連動や特典充実、新規利用へPR活発 (4面トップ)

 大手行がブランドデビットカードの利用拡大へ向け取り組みを強化している。新規利用のキャンペーンをはじめ、スマートフォンと連動させたサービスの展開や利用金額・購入商品に対応した特典で魅力を高めている。2017年のデビットカードの国内決済金額は約1兆円とまだ小さいが、今後拡大が期待されるだけに各行ともデビット利用者の増加を急いでいる。

地域銀行の2017年12月末投信残高 4年ぶり10兆円割れ、販売額は33%増 (6面トップ)

 地方銀行と第二地方銀行105行の2017年12月末投資信託預かり資産残高(ニッキン調べ)は、2017年9月末比で428億円減少し、9兆9926億円となった。残高10兆円割れは12月末対比としては4年ぶり。

中国銀行、私募債でCSR注力 教育機関寄贈型が100件超に (7面)

 【広島】中国銀行は「銀行保証付き教育機関寄贈型私募債」の受託件数が3月中にも100件を突破する見込みになった。自行と地元企業のCSR(企業の社会的責任)の観点から積極推進。営業店への情報提供のほか、複数社の“合同寄贈”や寄贈先の範囲拡大などが奏功した。。

信用金庫界、事業承継で外部連携強化 取引先と持続的な関係構築、経営者の高齢化に対応 (8面トップ)

 信用金庫界は、中小企業の事業承継支援で外部専門家との連携を強化している。浜松信用金庫は1月26日にビズリーチ(東京都)と業務提携を締結。長野県信用金庫協会も1月24日に長野弁護士会と協定を結んだ。経営者の高齢化で課題となっている後継者対応をサポート。取引先との持続的な関係を構築するのが狙い。

【ニュースを追う】でんさいネット開業5年 発生記録は過去最高へ、手形代替・事務負担を軽減 (17面トップ)

 全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)は2017年度における「でんさい」の発生記録請求件数と金額がともに過去最高になる見通しだ。2月18日には開業から丸5年を迎えたが、件数、金額ともに前年度比約30%の増加率に達する。ただ、普及はまだ道半ばで、手形や売掛債権の課題を解消できる決済手段として利用拡大の余地は大きい。内田浩示社長(52)に利用状況などを聞いた。

三菱東京UFJ銀行一宮支店、「熱く、愚直に、泥臭く」 “4つの改革”で業績アップ (20面トップ)

 【名古屋】三菱東京UFJ銀行一宮支店(柴田義久支店長=行員54人うち女性32人。ほか契約社員など41人)は、活動方針に「熱く、愚直に、泥臭く」——を掲げて、一宮エリアのリテールビジネスを展開。「4つの改革」を行い、営業スタイルの変更など活動量と質の向上を実現。人材育成でもエリア独自のプログラムを導入し、若手行員育成に注力。この結果、2017年度の営業店評価はエリア、支店ともに表彰圏内にあり入賞を視野に入れる。

研修企画 (14面)

【2017年度金融ホームドクター養成】
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化(43)=税制改正のポイント(4)』
『コンサル能力養成(43)=緊急時の資金調達』
『中小企業支援と融資推進(43)=公的外部機関・外部専門家の活用(1)』
『金融コンプラ(43)=マネロンの取り扱い(3)』
【いざという時のワンポイント】(19) アレンジャーの守秘義務
【金融法務講座】(44) 破産と債権回収
自己診断テスト

※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。

人材育成 (15面)

失敗から学ぶ[204]
多摩信用金庫 常務理事
価値創造事業本部長・福田 博之氏<下>
金融危機の経験生かす、幸福度・シェア追求
金融知識アレ?これ! [39] なぜBIS規制と呼ぶのか

レギュラー企画

『寸言』 ネームドロッパー (1面)=近藤 章・国際協力銀行総裁
『社説』 日銀新体制、副作用を直視せよ (2面)
『輝いています』 若手ロープレ大会で優勝 (7面)=京葉銀行千葉ニュータウン支店・峯 百合香さん
『東西ペンリレー』 われらに要るものは (12面)=岩手銀行常務取締役・高橋 博昭氏
『ちょっと一言』 eスポーツ振興に尽力 (12面)=プロゲーマー・梅原 大吾氏
『初支店長(551)』 情熱は成功への出発点 (20面)=飯野 直・山形銀行 小松支店長
『当店のチームリーダー』 納得いく答えへ最善尽くす (20面)=北群馬信用金庫 本店営業部・田島 有紗さん

企画・特集・連載など

フォーカス 2018 (1面)
 仮想通貨流出の波紋
規制強化は「追い風」
【USA金融事情NOW】 (5面) フィンテック企業に投資
【マーケット・トレンド】 (5面) [為替]株価反発・米金利上昇にもかかわらずドル円下落
 石川 真央子・JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部 ストラテジスト
[金利]黒田総裁の続投
 熊野 英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
異業種に学ぶ! -6- (6面)
 =富山銀行
大学で地域連携を推進
協同組織の強み(6) (8面)
 =鹿児島信用金庫
過疎集落で介護業支援
千里眼 <184> (13面) 富士通コワーコ 常務取締役・中山 典之氏
調達業務の改革を支援、AI活用でコスト削減
デジタルバンキングTODAY (13面) インシュアテック元年に
輝け!フレッシャーズ(4) (18面)
 メンターを育成
悩みの共有がカギ

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