2018年6月1日号1面 中企庁、活動実績を「見える化」、売り上げ伸び率など表示
- 法令制度政策
認定支援機関 選びやすく
中小企業庁は地域金融機関など認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の活動実績を「見える化」する。検索システムで補助金を受けた支援先の売上高伸び率などを表示し、経営課題に応じたサポートができる機関を中小企業が選びやすくするのが狙いだ。
認定支援機関の活動は……
認定支援機関 選びやすく
中小企業庁は地域金融機関など認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の活動実績を「見える化」する。検索システムで補助金を受けた支援先の売上高伸び率などを表示し、経営課題に応じたサポートができる機関を中小企業が選びやすくするのが狙いだ。
認定支援機関の活動は……
【名古屋】自転車事故防止のためヘルメットを徹底するとともに地域に着用を呼びかける啓発活動を展開する尾西信用金庫。一宮警察署からの要請を受けて協力したもので、5月24日には本店駐車場で出発式を開催。白バイの先導で一斉に渉外活動に出発。メッシュタイプの“見栄え良い”ヘルメットで職員にも好評だ。
【写真】自転車用ヘルメットは通気性がよく快適なものを選んだ(5月24日、尾西信用金庫本店駐車場)
地域金融機関の2017年度下期の「第3分野・損保窓販実績」(回答ベース)がまとまった。医療・がん保険の販売件数は6万7039件となり、17年度上期比1万6622件の大幅減少。ここ数年、上期に販売が増える傾向にある信用金庫の落ち込み(医療・がんで約1万3千件減少)が大きく影響した。地方銀行64行、第二地方銀行41行、18年1月末で資金量5千億円以上の大手76信金を対象に調査した。
医療保険の販売件数は……
全国金融機関の2018年3月末の資金量上位200(本紙調査)がまとまった。全体として資金量の伸びは継続し、180機関で増加。三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3メガバンク合計は前年同月末比14兆円増の310兆円と、300兆円を超えた。
系統金融機関は……
投資資金 呼び込む
特許庁は、企業が持つ知的財産権に着目して投融資する「知財金融」を促す支援事業の対象を広げる。これまでの地域銀行や信用金庫、信用組合に加え、地域銀行などのベンチャーキャピタル(VC)枠を新設する。募集は6月11日から始める。
同事業は専門の調査会社13社が中小企業の特許権や商標権など知財を活用したビジネスに関する……
りそなグループは、手数料ビジネスを増強する。りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行に関西アーバン銀行、みなと銀行を加えた5行ベースで、資産運用商品の販売強化や信託業務をはじめ、法人向け手数料、決済関連も含め、サービス改善や利便性の向上などで付加価値を高める。2018年度のフィー収益(連結役務取引等利益と連結信託報酬の合算)は、17年度比9%増の2050億円を計画(左表)。業務粗利益の30%を見込んでいる。
17年度に策定した中期経営計画では……
6社の預かり資産1兆4502億円
東海東京フィナンシャル・ホールディングス(FHD)は、地域銀行との合弁証券会社を展開する提携戦略で成果をあげている。合弁証券6社の預かり資産残高は2018年3月末で1兆4502億円。利益面でも同FHDにおけるグループ利益の約4割を稼ぎ出すなど、基盤拡充と経営の安定化に寄与している。
07年10月に、山口フィナンシャルグループと初の合弁証券会社を設立。以降、コンコルディア・フィナンシャルグループやほくほくフィナンシャルグループなど6社と立ち上げてきた。さらに19年度中には……
【写真】ほくほくTT証券は北海道と北陸3県の広域営業で預かり資産の拡大を目指す(5月25日、富山市の本店営業部)
残高は10兆円割れ
地方銀行と第二地方銀行105行の2018年3月末投資信託預かり資産残高(ニッキン調べ)は、17年3月末比5967億円減(減少率5.7%)の9兆8678億円となった。年度末ベースで10兆円を割り込んだのは4年ぶり。多くの地域銀で販売額は増加したものの、国内外の株式市場が好調に推移したことで、株高局面で利益確定の売りが多く出たことが響いた。
地銀64行の18年3月末残高は7兆6505億円。17年3月末比5.9%減少した。個別行で残高が増えたのは12行。このうち……
第四銀行、“方針”を公表
地域銀行は、環境保全や社会貢献、企業統治の状況を示すESG(環境・社会・ガバナンス)情報の開示を充実させている。投資判断でESGを重視する傾向が国内でも強まってきたため。外国人投資家の多い大手地域銀以外にも積極的に対応する動きが出てきた。
第四銀行は5月11日、銀行グループとして「ESGへの取組方針」を制定し、ホームページに公表した。2018年度からの中期経営計画では……
三井住友FG 自己株買いへ
3メガバンクグループ(G)は、国際金融規制(バーゼルⅢ)の自己資本比率規制で、2027年に適用される最も厳格な条件(最終化基準)での試算値を明らかにした。「普通株式等Tier1比率」はそれぞれ所要の8%以上を確保。三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、資本の蓄積は十分と判断し、18年度に初となる700億円の自己株買いを実施する。
バーゼルⅢは17年12月に最終的な枠組みが決定。焦点の一つだったのが……
認知症高齢者の預金守る
信用金庫と信用組合で、6月から後見制度支援預金の取り扱いが広がる。1日から東京シティ、東京東、東栄の都内3信金、都内12信組、石川県内5信金、滋賀県内3信金が取り扱う。判断能力が十分ではない認知症高齢顧客の預金を専用商品で守るのが狙い。検討中の信金・信組は多く、今後さらに拡大する見通しだ。
後見制度支援預金は、家庭裁判所の「指示書」がなければ入出金ができない仕組み。対象は後見開始の審判を受け……
「“タリーズ”でほっと一息」――。西武信用金庫(東京都、落合寛司理事長)は5月28日、大手コーヒーチェーン「タリーズコーヒー」とのコラボレーション店として、荻窪支店(福田和穂支店長=職員14人うち女性4人)を新装開店。タリーズが信金と共同店舗を出すのは初めて。広いロビーを共同利用。タリーズの飲食サービスで窓口の待ち時間対策につなげるほか、新規客の開拓も狙う。
同信金は、業務効率化で……
【写真】開店初日は多数の来店客が押し寄せ、西武信金荻窪支店の福田和穂支店長(右)が出迎えた(5月28日)
【2018年度金融ホームドクター養成】 | |
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【知識と実践力を磨く】 | 『FP実践力強化 [8]=60歳以降の生活設計に関する相談(1)』 『コンサル能力養成 [8]=創業支援と外部支援機関』 『目利き力を磨く [8]=中小企業と地域金融機関の関係』 『金融コンプラ [8]=マネーロンダリング対策のポイント(1)』 |
【金融法務】(8) | 資金決済法(2) |
自己診断テスト |
※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。
失敗から学ぶ [215] 富山信用金庫 本店営業部 部長代理・宮田 幸生氏<上> |
業務まい進も確認不足、顧客に迷惑かけ叱責 |
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金融知識アレ?これ! [48] | 奈良時代の貸出金利は月15% |
『寸言』 | 変化への挑戦 (1面)=板東 一彦・日本貿易保険社長 |
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『日本郵便 新支社長』 | より良い・強い四国に (10面)=四国支社長・篠原 勝則氏 |
『東西ペンリレー』 | 日本百名山登頂記 (12面)=八十二銀行常務執行役員本店営業部長・佐藤 裕一氏 |
『ちょっと一言』 | 鷹に惹かれて脱サラ (12面)=鷹丸 社長・吉田 剛之氏 |
『日銀支店長』 | 地域に感謝を忘れずに (17面)=横浜支店長・新見 明久氏 |
『初支店長(564)』 | 全員で「仕事は楽しく」 (20面)=福田 ルミ子・北国銀行 杜の里支店長 |
『当店のチームリーダー』 | 顧客に寄り添って (20面)=三菱UFJ信託銀行 新宿支店・高野 麻未さん |
フォーカス 2018 (1面) 改正割販法で対応急務 |
説得義務、コスト増に直面 |
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