大手行、カードローン・伸び率抑制へ 残高計画の下方修正も、社会的批判・反社対応で (1面トップ)
大手行で、経営計画で想定するカードローン残高を下方修正する動きが増えてくる見通しだ。前年同月に比べた伸び率の抑制を検討する銀行も出始めている。企業融資や住宅ローンに比べて収益性が高いカードローンはマイナス金利政策の導入以降、急拡大してきた。しかし、「自己破産増加の要因になっている」など社会的批判もあり、見直し機運も出ている。現状、残高の減少を見込む向きは少ないが、減少に転じれば収益にも一定程度、影響しそうだ。