2024年12月6日号1面 地銀、割れるDC掛け金見直し、社員向け支援多様化で
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地方銀行で、12月に施行された改正確定拠出年金(DC)法の対応が割れている。一部の地銀は、法改正に合わせ企業型DCの掛け金上限を引き上げるため、従業員に同制度を再周知し、掛け金の増額を促す。一方で、従業員の資産形成支援の選択肢が多様化していることなどを背景に企業型DCの拠出限度額は変更せず、経過措置を適用する銀行もある。
今回の法改正により、確定給付企業年金(DB)など他の…
地方銀行で、12月に施行された改正確定拠出年金(DC)法の対応が割れている。一部の地銀は、法改正に合わせ企業型DCの掛け金上限を引き上げるため、従業員に同制度を再周知し、掛け金の増額を促す。一方で、従業員の資産形成支援の選択肢が多様化していることなどを背景に企業型DCの拠出限度額は変更せず、経過措置を適用する銀行もある。
今回の法改正により、確定給付企業年金(DB)など他の…
一店舗で他店対応を
1999年に「モーニング娘。」でデビューし、2024年9月9日に25周年を迎えた。ミリオンヒットした「LOVEマシーン」では、加入直後にセンターへ抜てき。多くのファンの心をつかむと「恋のダンスサイト」などのヒット曲を連発させ、一時代を築いた。現在は歌手やタレントとして活躍中だ。
自身が「転機だった」と話すのは2008年のエイベックスへの移籍。アイドル時代とは違い…
金融機関の業態間で、国債運用のスタンスの違いが鮮明になっている。日本銀行の統計によると、都市銀行の9月末の国債保有残高は50兆6千億円と前年同月比24%減少した。一方、地域銀行は同36%増の20兆7千億円に膨らんだ。収益構造や日銀の政策金利見通しの差異が保有残高の動きに表れてきている。
都銀の同残高は、この1年で15兆8千億円落ち、…
地方銀行がウェブサイトなど非対面ツールの使い勝手を高めている。コロナ禍の影響もあり、各行が重要な顧客接点として改善してきた成果が表れているようだ。地銀のウェブサイトを利用者視点などで比較した調査で、2024年度は総合1位が北国銀行、2位が広島銀行、3位が千葉興業銀行となった。専門家は全体のレベルが底上げされているとしたうえで「ウェブサイトは新規ユーザーにとって最初の接点。使いやすさは差別化の要素となる」との見方を示す。
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を手がける…
【名古屋】東海地区の地域銀行が、住宅ローンで貸出金残高を伸ばしている。2024年度上期(4~9月)では、百五銀行が全国の地域銀で最も多く残高を増やした(ニッキン調べ)。実行額は減速傾向にあるものの、ターゲットは愛知県の優良顧客にシフト。獲得競争はさらに熱を帯びそうだ。
東海3県地域銀グループ6社で、24年4~9月までの住宅ローン残高増加額は…
【写真】トヨタ本社につながる幹線道路沿いに複数並ぶ住宅展示場(豊田市)
山梨中央銀行は、半導体関連産業との関係を深めている。2024年5月にプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、情報の集約と分析に注力してきた。山梨県内の半導体製造装置部品メーカーには、県内に工場がある製造装置大手の東京エレクトロンの宮城県内拠点を念頭に置いた他県への進出や、本社工場拡張の資金需要が出てきており、コンサルティングサービスなども含め、事業者ニーズを捉えたい考えだ。
半導体PTには、本部担当者や営業店で半導体関連の取引先を持つ行員のほか…
【写真】半導体製造装置部品の製造、加工を担うサワの山口代表取締役(右)と情報を交換する行員ら(上野原市)
信用金庫業界は、能登半島を応援する定期積金の寄付スキームを活用し、北陸地区の復興を支援する。信金中央金庫が定期積金の取り扱いを全国の信金に呼びかけ、その預入額の0.25%相当額に、信金中金が拠出した6千万円を合算した最大3億1千万円を石川県内の6市町に贈る。業界連携で復興応援定期を活用して寄付するのは、2011年5月~16年3月末に東日本大震災の支援で実施して以来8年ぶりとなる。
信金中金が10月末、募集総額1千億円の「能登半島復興応援定期積金」の取り扱いを開始した。期間は25年2月末まで。寄付金は3月に…
積極的な営業展開で“信金の雄”と称された落合寛司前理事長時代。「支店長の年収5000万円」など派手にマスコミに取り上げられたが、投資用不動産向け融資問題をきっかけに業務改善命令を受けた。失った内外の信頼を取り戻すべく進めてきたのが原点回帰への改革だ。職員の待遇改善や働き方改革など、次々に繰り出す施策に理事長仲間からは「勘弁してよ」と冗談交じりの声が掛かる。
■悔い残る前体制時代
「あの日のことはよく覚えていない」。再建を託された2019年5月24日のことだ。朝から理事会を開き落合理事長の解任と…
【写真】高橋一朗・西武信用金庫理事長(左)
【高松】仕事と競技の両立で応援されるテニス部に――。伊予銀行のテニス部は約35年の歴史のなかで、国民体育大会(現国民スポーツ大会)での優勝3回など輝かしい成績を残してきた。一方で、役員を含め支店長を10人輩出。地域における競技力の向上も重要ミッションに掲げ、大きな期待を背に活躍を続けている。
■“唯一の大会”支える
「優秀な学生が地元で活躍できる受け皿の実業団をつくり、愛媛県のスポーツ振興を支える体制を整えたい」。当時の故桝田三郎頭取の強い思いから…
【写真】愛媛国際オープンに出場した河野優平キャプテン(左)と中川舜祐さん(11月8日、愛媛県総合運動公園)
【那覇】琉球銀行石嶺支店(古波蔵(こはぐら)英樹支店長=行員14人うち法人営業4人、個人営業3人。パート1人)は、2023年度下期に個店として20期ぶりの優績店に輝いた。2024年度上期も全53カ店中1位となり2期連続で優績店表彰を受けた。遺言書作成など相続コンサルティングの実施と、M&A(合併・買収)などソリューション手数料獲得を両輪に業績を伸ばしている。
古波蔵英樹支店長は2022年4月に着任。営業エリアはモノレールの駅が近く、公務員などアッパーマス層が多い。法人が比較的少ない地域という特性から…
【写真】葦の会オリブ山病院の仲本賢一郎常務(右)と仲本悠輝法人事業統括室課長(右から2人目)にソリューションを提案する古波蔵英樹支店長(左)と島袋宏一副長(11月15日、オリブ山病院)
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