2022年7月29日号1面 【写真を読む】ナイスバッティング!
【高松】ソフトボールに似た遊び「アソボール」。伊予銀行女子ソフトボール部は7月19日、愛媛県松山市内の幼稚園で体験会を開き、園児にスポーツの楽しさを伝えた。選手と女子ソフト元日本代表監督の宇津木妙子氏(中央)が講師として参加。同部の事務局は「これを機に選手を目指してくれたら」と期待する。
2022年7月29日号2面 実像 地域銀行の証券ビジネス改革(下)金融仲介・助言に活路拓く
「選択と集中」加速
国内の証券ビジネスは、インターネット証券の手数料無料化などで競争環境が厳しさを増す。地域銀行では証券会社との提携による金融商品仲介業へのシフトなど、自前主義から脱却する動きが広がり始めた。過渡期に立つ地域銀の新たな試みを追った。
■“自前主義”捨てる
ネット証券で手軽に安く株式や投資信託の取引ができる時代を迎え、マリブジャパンの高橋克英代表取締役は「なぜ地銀経由で買わないといけないのか、必然性が見えない」と指摘する。証券ビジネスの維持には…
【写真】Fanとの共同店舗の営業責任者を務める佐銀キャピタル&コンサルティングIFA事業部の三岳氏(右)は、研修を通して同社への理解を深めた
2022年7月29日号4面 全銀協、「電子交換所」が稼働、11月に決済を開始
全国銀行協会は7月19日、手形・小切手の交換を画像データでやりとりする「電子交換所」のシステム稼働を開始した。稼働後も当面は、同交換所で交換決済は行わずに事務習熟期間と位置付け、11月4日に決済を開始する。システム開発は日立製作所に委託した。
全銀協は2022年度、「デジタル化を踏まえた安定的かつ利便性の高い金融インフラの実現」を取り組み課題の一つに掲げる。その具体策の一つが…
2022年7月29日号5面 MUFG、新事業起案で責任者へ、11月に最終審査開催
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、新規事業創出の起案者を開発責任者に抜擢(ばってき)する「新規事業創出プログラム」を展開。社員に挑戦を促す制度を拡充している。
グループ初の新規事業創出プログラムは、11月に亀澤宏規社長に対するプレゼンテーションの形式で最終審査を実施する。同プログラムは、1月に亀澤社長自らが全社員へメッセージを発信し…
2022年7月29日号6面 百五銀行、PFIに積極参画、地域貢献へ啓発強化
【名古屋】百五銀行は、公共施設の建設や運営などに民間企業の力を活用する「PFI(民間資金を活用した社会資本整備)事業」に積極的に取り組んでいる。2002年4月の参画から、22年6月末までに累計59件・融資引受額855億円となり、うち同行がアレンジャーを務めた案件は同30件・424億円に達している。
同事業は、法人コンサルティング部ストラクチャードファイナンス課の5人が中心に担当。メガバンクなどに出向し、プロジェクトファイナンスの経験を…
【写真】PFI案件で議論するストラクチャードファイナンス課(7月19日、本部)
2022年7月29日号7面 第二地銀協、リモート出向を受け入れ、サーブラボへ10月から
第二地方銀行協会は、オープンイノベーション組織「SARBLAB(サーブラボ)」に、会員行からリモート勤務の出向者を初めて受け入れる。会員行へ募集をかけて、早ければ10月から勤務してもらう。出向者は週2、3日、オンライン環境で会議に参加。会員行と協業するスタートアップ企業の選定作業などに携わる。出向期間は2年間を想定している。
サーブラボは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)の分野に取り組む専担部署。現在は協会職員4人で運営している。同分野のスタートアップ企業を発掘して会員行へ紹介するほか、…
2022年7月29日号8面 信金中金、小規模先のHP整備支援、普及率5割を底上げ
信金中央金庫は8月以降、小規模事業者に対するホームページ(HP)作成・更新の支援に注力する。信金取引先のHP普及率が5割程度にとどまっていることから、取り組みを強化する。KDDIウェブコミュニケーションズが提供するHPサービス「ジンドゥー」を活用したサポートを開始する。
信金中金では、重点施策として中小事業者の販促活動におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)支援に取り組んでいる。信金中金が運営するビジネスマッチングサイト「しんきんコネクト」の登録企業(約3千社)のうち、…
2022年7月29日号16面 生保業界、「健康増進型」保険が好調、意識高まりニーズ拡大
健康増進活動に応じて、保険料割引や還付金などが得られる「健康増進型」保険が好調だ。「人生100年時代」を見据えた意識の高まりを受け、若年層から中堅層を中心にニーズが拡大。すでに住友生命保険と明治安田生命保険は、それぞれの主力商品が累計販売件数100万件を突破した。
住友生命の「Vitality」(2018年7月発売)は、契約者に継続的な行動変化を促す仕組みで人気を集めている。健康診断の受診や、日々の運動状況などを…
2022年7月29日号18面 金融労組界・新年度スタート、2023年春闘は賃上げが焦点、物価上昇追い風に
金融労組は7~10月に上部団体や労組が定期大会を開催し、新たな組合年度をスタートする。2023年春の労使協議における賃上げ交渉は消費者物価指数の上昇などを背景に、優位に進めたい考え。各単組ともコロナ禍を経て浮き彫りとなった課題や人への投資に向けた労使交渉に、より一層注力する。
22年春の労使交渉では、交渉前の単月での消費者物価指数の上昇基調は見られたものの、情勢判断に用いる暦年平均はマイナスだった。そのため、…
2022年7月29日号20面 富山銀行井波支店、事業承継税制・副業人材紹介
SDGs切り口に課題解決、地ビール醸造創業融資へ
【金沢】富山銀行井波支店(宮嶋秀輔支店長=行員4人)は、全4カ店からなる南砺エリア(川南譲エリア統括=18人うち渉外担当5人。パート1人)の衛星店で、宮嶋支店長は福光・福光中央・城端各支店の副支店長も務める。地域や取引先と堅固なリレーションを構築し、ソリューション提案で成果をあげている。特に、SDGs(持続可能な開発目標)を切り口とした提案で強みを発揮する。
南砺エリアは、2021年度下期の頭取特別表彰で「事業性ソリューション役務」の1位、「SDGs(地域・環境)」部門でも…
【写真】2021年に完成した藤井組新社屋の中庭テラスで藤井公嗣常務取締役(左)と情報交換する宮嶋秀輔支店長(7月20日、藤井組本社)